結婚式のときに流す「プロフィールムービー」、お二人の生い立ち、学校、就職、出会いから結婚までをまとめた一生の記念に残る大切なものです。
資料(写真や動画)を専門業者に渡してお金をかけて作ってもらうのが良いのか、それとも、自分たちで自作して手作りのあたたかさを伝えた方が良いのでしょうか。
実は結婚式に流すプロフィールムービーは、コツをつかめば自作できます。今回はプロフィールムービー自作のためのおすすめ手法について解説していきます。
プロフィールムービーを自作するのか、プロに依頼するのか、どちらも素晴らしい結婚式になりますが、その判断材料を提供します。
プロフィールムービーを自作するメリットとデメリット
最初にプロフィールムービーを自作するメリットとデメリットを押さえておきましょう。メリットが大きくなければ、素直に専門業者(プロ)に依頼すべきです。
また、そもそもプロフィールムービーを流さない結婚式という選択肢もあります。どのように結婚式を作り上げるのか、事前にしっかり話し合ってください。
プロフィールムービーを自作するメリット
プロフィールムービーを自作するメリットはなんと言っても新郎新婦で1つの作品を作り上げることです。結婚して初の共同作業とも言えます。
一生の記念になることは間違いなく思い出になります。
プロフィールムービーを自作するデメリット
プロフィールムービーを自作することはデメリットもあります。自作するには時間がかかり、後述のように著作権が切れていないBGMを流すことが難しいです。時間内に仕上がらない可能性もあります。
自作してうまくできればよいのですが、質の悪いMAD動画のようなものになってしまい、一生の思い出ではなく嫌な記憶になってしまうかもしれません。
プロフィールムービーを自作し、成功すれば非常に良い思い出になります。しかし、時間的問題や動画編集技術が拙い場合、恥ずかしい動画になってしまうかもしれません。
プロフィールムービーを自作すると決めた場合、しっかり成功するように、当サイトがおすすめの方法を」説明していきます。
プロフィールムービーのおすすめ自作方法
プロフィールムービーを自作するメリットとデメリットを解説しました。一生の記念になるのですから、この機会にプロフィールムービーの自作にチャレンジしてみてもよいでしょう。その場合の流れについて、おすすめの自作法を解説します。
プロフィールムービーのテーマを考える
プロフィールムービーを作る際には、まずムービーのテーマを考えることをおすすめします。単にご自身が生まれてから結婚までの写真や動画をプロフィールムービーとしてつなげるのは味気ないです。
自分とお相手の人生の節目の比較、あるいはどこかで「すれ違っていたのでは?」みたいなストーリー仕立てにして、結婚式の参列者の興味を引くようなものが良いでしょう。
自己満足にならず、参列者に興味も持ってもらえるようなテーマ性のあるものにしましょう。新郎の関係者は新婦のこと、新婦の関係者は新郎のことを良く知らない可能性があります。
今後長きにわたってお付き合いしていくかもしれない相手(新郎側は新婦、新婦側は新郎)のことをよくわかるプロフィールムービーにした方が、参加者の印象にも残り良い結婚式になります。
新郎新婦がお互いを想い合える素敵なテーマ、素敵なストーリー性のあるプロフィールムービーをおすすめします。
素材の収集
写真、動画(ビデオクリップ)、音声録音など、プロフィールムービーで使用したい素材、データを集めます。自分の人生の重要な瞬間や特別な思い出を反映するものを選ぶのがおすすめです。
編集ソフトウェアを探す
プロフィールムービーを自作するのにふさわしい動画編集ソフトを選びます。
有名な動画編集ソフトとしては、iMovie(Mac)、Adobe Premiere Pro、Final Cut Pro(Mac)などがあります。
プロフィールムービーを自作するためのおすすめ動画編集ソフトについては、当サイトの
「3時間で出来る!結婚式のムービー作成 人気編集アプリ・ソフト10選」
で詳しく説明しています。ぜひ参考にしてください。必ずしも高性能なパソコンは要りません。おすすめ動画編集ソフトがあれば、十分プロフィールムービーを自作できます。
進行表(シナリオ)作成
作成したいテーマ、ストーリーに沿って、プロフィールムービーの順序や構成を示す進行表、シナリオを作成します。これにより、編集がスムーズに進行します。
シナリオを作らないと、行き当たりの編集になってしまい、せっかくのプロフィールムービーを自作しても素人感があふれてしまいます。
舞台や演劇をやったことがある人が関係者にいれば、その人に意見をうかがうこともありです。写真や動画をつなぎ合わせたプロフィールムービーですが、1つの作品を自作するようなイメージを持ってください。
編集作業
新郎新婦友人たちから集めた写真や動画を使用して、進行表(シナリオ)をもとに編集作業を行います。写真や動画を切り貼りして、音楽や文字をプロフィールムービーに追加してみましょう。
音楽の追加
プロフィールムービーを盛り上げるため、音楽を挿入します。著作権関係ないクラシック音楽であれば自由に利用できますが、最近の曲(ゲームミュージックなども含め)を使いたい場合は著作権申請が必須で注意が必要です。
結婚式のBGMで最近の曲を流す場合と、プロフィールムービーを自作して最近の曲を入れる場合では手続きが違います。
- 結婚式場で好きな曲を流す:結婚式場がジャスラックと契約していれば著作権上問題ない
- プロフィールムービーに好きな曲を入れる:ジャスラックに個別の手続きが必要
イベントのBGMとして曲を流すのと、プロフィールムービーという「作品」に曲を入れるのでは著作権の扱いが異なります。アニメや映画に勝手に曲を入れられないのと同じ理屈です。
著作権の切れているクラシック音楽を自作するプロフィールムービーに入れるのは問題ありませんが、そうではない場合、手続きが煩雑です。
専門業者にプロフィールムービー作成を依頼する場合、権利関係の手続きを代行してくれることがあります。
少なくともプロフィールムービーを専門業者に依頼せず完全自作する場合は、クラシック音楽など著作権が切れているもののみにすることをおすすめします。
文章・文字の追加
プロフィールムービー内の重要な場面でメッセージを強調するために、文章や文字を追加します。テキスト挿入機能は、動画編集ソフトに内蔵されていますのでご安心ください。
プロフィールムービーの最終調整
作成したプロフィールムービーをプレビュー(視聴再生)して必要に応じて修正を加えます。ここでさらなる効果の追加や文字の追加などを行っても構いません。
完成したプロフィールムービーは結婚式前に見せないようにして、当日参列者をあっと驚かせてみましょう。
自作のプロフィールムービーも良いが高い完成度を目指すならプロの専門業者へ
結婚式のプロフィールムービー自作はとてもやりがいがあり、思い出に残るものですが、手間がかかります。結婚式そのものの準備も大変であり、編集に時間がかかり間に合わないという可能性も否定できません。
最後、慌てて自作して不完全なものができてしまうくらいであれば、専門業者にお願いしてクオリティの高いプロフィールムービーを作成した方が一生の思い出になります。
専門業者であれば、自作するプロフィールムービーのBGMについても著作権申請代行できることがあり、おすすめです。
自作するやりがいも素晴らしいですし、専門業者に依頼してクオリティの高いものを作るのも良いです。ただし、BGM関係は自作の場合制限されてしまうかもしれず、専門業者に依頼した方が満足いく仕上がりになります。
どこまで自分たちで行うのか、そのあたりを考えるのも結婚式準備の楽しいところですので、プロフィールムービー作成の有無も含めて、ぜひ考えてみてください。
プロフィールムービー自作する前にぜひ結婚式フォトや結婚式ムービーの専門業者に相談するのをおすすめします。