カートを見る

コロナウィルスによる結婚式への影響と対策。

コロナウィルスの影響で、結婚式を延期しようか、キャンセルするべきか、検討している新婚さんも多くいらっしゃると思います。

沢山の方を招いて行われる、結婚式、披露宴。実際に結婚式を挙げる予定だった方や、結婚式場がどのような対策を行っているのか気になるところだと思います。

そこで今回は、コロナウィルスの結婚式への影響と対策について考えてみたいと思います。

コロナウィルスによる結婚式の開催・業界の影響

 

ブライダル業界が結婚式場へ調査したところ、2020年の1年間におよそ24万組の結婚式が延期や中止、業界の経済損失はおよそ8500億円に上ると言われております。

ある調査によると、20203月~8月まででも、結婚式を予定していた新郎新婦の約9割が延期、または中止の決断をしています。

また中止を決断した人の6割の人がキャンセル費用を支払っており、平均金額は約68万円。

開催した人も8割が当初予定の結婚式の内容を変更しています。

金融機関の支援の効果で2020年、ブライダル事業者の倒産は全国で10件弱に留まっています。けれど、1年もの間需要が少ない状態なので、2021年はこのままだと倒産が増えるのではないかと噂されています。

 

 

結婚式場の感染対策

 

多くの式場やホテルなどが加盟する「日本ブライダル文化振興協会」では、新型コロナウイルス対策としてガイドラインを作成しています。

例えば、披露宴の際は、できるだけ広い会場を手配。隣とは1席程度の間隔を空ける。料理は大皿ではなく1人ずつ配膳。お酌や、おちょこの回し飲みは避けるようにお願い。

また、会場のドアの開閉は手袋をしたスタッフが行う。大声を出すような余興は控えてもらう。マイクは使用のたびに消毒または交換。写真撮影の際は、直前までマスクをしてもらう。

式場によっても個別の対策を発表しており、ソーシャルディスタンスを守るため、営業施設をご利用の方のみ入館という制限を設け、エントランスでの検温やマスク着用のお願いなど徹底した安全対策。宴席ごとの換気を徹底。ガーデン付きの会場の場合、屋外で演奏することでの感染対策。接客スタッフのマスク着用、うがい・手洗い、館内共用部の消毒の強化など。

安全に、結婚式が行われるように万全の態勢で望んでいることが伺えます。

 

 

延期か縮小か。

 

延期を決断した人も、延期後もコロナ収束前であれば8割が再延期を検討しているそうです。

開催する人にも内容を変更したりと工夫が見られます。

コロナの影響で、費用をあまりかけない小規模な式の流れが加速したとも言われています。親族だけが出席する結婚式や、式は挙げず二人の結婚写真を思い出として残す「フォトウエディング」など、密を避けるため式は「2部制」に、大人数を避け、結婚式を複数回にするなど、多様なスタイルも生まれています。

またオンラインで結婚式に参列されるケースも増えています。本来、参加することが出来なかったかもしれない遠方にお住いの高齢者の方、小さな子供がいるご家族、海外からなどからも参列できたりします。

 

まとめ

コロナウィルスの影響で、本来楽しみであるはずの結婚式が、胸を痛める原因になってしまうのはとても辛いことです。しかし、こういう状況だからこそ生まれる、新しい祝福の形にもまた、目を向けるいい機会になれば幸いです。開催してよかったと思える、素敵な1日になることを祈っております。