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現役プランナーがこっそり伝授! 結婚式カメラマン持ち込みのホントのところ。

こんな結婚式を挙げたい! 披露宴はこんなふうにしたい! だれもが理想や憧れの結婚式のイメージを抱いて、そこに少しでも近づけるようにと、準備を進めていくものですよね。ただ、式場を決めて初めてわかることもたくさんあります。「思ったよりも自由がきかない」「想像以上にお金がかかる」などなど……

プランナーとして20年以上の経歴を持つ私は、最初の打ち合わせで顔を曇らせるカップルを何組も見てきました。中でも、当日の様子を思い出に残したいと希望されるカップルは、多くの場合、各種撮影を依頼されますが、式場で用意されているプランのあまりに高い価格設定に驚き、注文を躊躇したり断念したりするケースも少なくありません。

そうした中で近年、選択肢の一つとして登場するようになったのが、「撮影カメラマンの持ち込み」。撮影カメラマンを持ち込みするってどういうこと?? 外部業者に依頼するメリットはどこにあるの?? 持ち込みNG会場って?? 持ち込みするには何をしたらいいの?? 「持ち込み」という言葉は聞いたことがあるし、いろいろと気にはなるけれど、よくわからなくて疑問や不安を抱いているカップルも多いのではないでしょうか……?!

そこで今回は、“式場サイドの立場”から、結婚式の撮影カメラマン持ち込みについてのホントのところを、こっそり伝授します!!

 

★「持ち込み」ってなに?

そもそも「持ち込み」とは、何を指す言葉なのでしょうか……
それは、式場専属もしくは式場と提携している業者ではなく、新郎新婦が自分自身で手配して、結婚式に必要なアイテムや人を持ち込むことを言います。ドレスや招待状などのペーパーアイテム、引き出物、さらに司会者やヘアメイクのための美容師、撮影カメラマンといった人材にいたるまで、結婚式に必要な物や人すべてを持ち込む場合に、「持ち込み」と表現します。

ただしこの「持ち込み」には、式場によってさまざまな規制が設けられていたり、残念ながら持ち込むこと自体を禁止している式場があるのも事実なのです。

 

★撮影にはどんな種類があるの?

まず、結婚式の撮影にはどんなものがあるでしょうか? おさらいしておきましょう。

①スナップ写真撮影
②記録ビデオ撮影
③当日撮影エンドロール

主にこの3つの種類があります。
スナップ写真撮影記録ビデオ撮影については、イメージが湧くと思います。記録ビデオは、一日の流れを、多くの場合ほぼノーカットで映像に収めるものです。もちろん、大きくブレている箇所や、壁や床しか映っていないなど、不要な部分はカットし整理された上での納品となります。写真もビデオも、結婚式当日のどこからどこまでの撮影が対象になるのか、業者によっても違いますので、事前に確認するといいでしょう。

当日撮影エンドロールは、披露宴の途中まで撮影したものをすぐさま編集して、御披楽喜までに完成させ上映する、というものです。出席してくれたゲストのお名前を入れたり、メッセージを入れたりすることもあります。新郎新婦退場後に、ゲストへの感謝の気持ちを伝える、人気の演出の一つです。
撮影シーンは披露宴の途中までのことが多いですが、こちらも業者によってまちまちですので、事前に確認することをおすすめします。場合によってはオプションが設けられていて、撮影シーンを長くすることもできます。また、好きなBGMを使用できたり、結婚式以前に撮影した映像や写真を挿入できたりする場合もありますので、どんな映像に仕上げたいか、二人の中でイメージがあると依頼がしやすいですね。

どこの会場でも、どこの業者でも、この3つのプランは大抵用意されているはずです。確認してみましょう。

 

★カメラマンを依頼したい

撮影カメラマンを依頼する場合、その依頼先は、大きく次の3つに分けられます。

①式場専属・提携業者
②外部業者
③友人・知人

式場には、専属のカメラマンが常駐しているケースや、お客様から注文が入ると提携している業者に発注されるケースがあります。新郎新婦が式場へ見学に行った時や、契約した時に提示される最初の見積もりなどには、スナップ写真や記録ビデオ、当日撮影エンドロールの撮影プランが含まれている場合も多くあります。
実際に写真や映像のサンプルを観て、価格やクオリティに納得できれば依頼する、という流れになります。ただし大抵の場合、一番安い基本料金が記載されていますので、注意が必要です。この点については、のちほどお話ししますね。

外部業者は、新郎新婦自身が依頼をするものです。これがいわゆる「持ち込み」となります。業者を決められるという時点で新郎新婦に選ぶ権利が与えられていますし、撮影業者によっては事前にサンプルを見ることができたり、性別や年齢などの条件を指定したりすることもできます。新郎新婦にとっては、式場で依頼する場合に比べて自由度が高いです。また金額面でも魅力的な場合が多いでしょう。

最近では、カメラや編集を趣味にしている人も多いですし、機器やソフトが進化し充実してきたことから、その仕上がりはプロ顔負けであることも少なくありません。このため、プロではないけれども友人や知人に撮影を依頼するケースも増えています。

 

★依頼先によるメリット・デメリットは?

依頼する相手によって、どんなメリットやデメリットがあるのでしょうか? それぞれ見ていきましょう。

①式場専属・提携業者の場合

●メリット
・新郎新婦が自分たちで手配する必要がないので、楽である
・式場との打ち合わせだけで完結する(プランナーとの打ち合わせで決めたことが、カメラマンにも直接伝えられます)ので、余計な時間がかからない
・専属もしくは提携業者のため式場に慣れており、建物の構造や動線、撮影ポイントなどが十分理解できている
・専属もしくは提携業者のため式場に慣れており、プランナーや当日のキャプテンなど式場スタッフとの連携やコミュニケーションがスムーズである
・ゲストなど他の人が撮影を禁止される場所やタイミングでも、専属もしくは提携業者のカメラマンだけは立ち入ったり動いたりして撮影できるという特権が設けられていることがある
・プロであるため撮影技術は確かである

●デメリット
・式場を経由して依頼することになるため、式場への中間マージンが発生し、結果的に新郎新婦が支払う費用が高くなる
値引きや価格交渉は難しい
・打ち合わせはプランナーとのやりとりで済む代わりに、撮影を担当するカメラマンと事前に直接会って打ち合わせできない場合が多い
・カメラマンを選べない場合が多い
・記録ビデオの場合、当日会場で流れたBGMを差し替えたり、消されてしまったりする場合がある

②外部業者の場合

●メリット
・式場専属や提携業者カメラマンに依頼する場合に比べて、費用を安く抑えられる
・新郎新婦の好みにあったカメラマンに依頼することができる
・新郎新婦の希望に沿って、柔軟な対応をしてくれる場合が多い
・様々な式場での撮影経験豊富なカメラマンが揃っていることが多い
・プロであるため撮影技術は確かである(業者によっては、カメラマンの撮影技術に関する採用基準を設けていることもあります)
・記録ビデオの場合、当日会場で流れたBGMがそのまま収録される場合がほとんどである

●デメリット
・カメラマンを持ち込むことで、式場に対して「持ち込み料」が発生する場合がある
・撮影料金とは別に出張費がかかる可能性がある
・撮影できる場所や動線に制限が設けられる場合がある
・カメラマンを指定できない業者の場合、経験値の低いカメラマンに当たったり、好みのセンスとは違うカメラマンに当たったりすることで、仕上がりに満足できない場合がある

③友人・知人の場合

●メリット
・新郎新婦の希望を伝えやすく、受け入れてもらいやすい(できるかできないかは別として、元々知っている人のため当然コミュニケーションが取りやすいです)
・撮影する友人や知人が謝礼を断ることもあり、費用が抑えられる(とはいえ、こうした場合に感謝の気持ちをお金や物で示すことは、とても大事です)
・友人や知人というゲストの一人として入るため、外部業者のように「持ち込み料」が発生しない
・記録ビデオの場合、当日会場で流れたBGMがそのまま収録される

●デメリット
・撮影できる場所や動線に制限が設けられる場合がある
・結婚式撮影に慣れていない場合、大事なシーンの撮りこぼしや撮影のムラがあったり、またプロ並みの仕上がりが期待できなかったりすることもある

 

★撮影制限ってなに?

上記の②外部業者と③友人・知人の場合のデメリットで挙げた「撮影できる場所や動線に制限が設けられる場合がある」について、もう少し詳しく見ておきましょう。

制限されやすい場所やシーンとしては、
・ブライズルーム(新婦のお支度部屋)の入室禁止
・チャペルの祭壇上の立ち入り禁止
・挙式中の立ち回り禁止
などがあります。

チャペルの祭壇上に入れないことで、新郎新婦の誓いの言葉などゲストに背を向けて行うシーンで、二人の表情を撮影することが難しい場合があります。また、挙式中の立ち回りができない、つまり席からの撮影のみ可能な場合は、一箇所からの撮影になるため映像に大きな動きが出づらくなります。

さらに式場によっては、チャペル内の撮影自体が禁止されているケースもあります。式場専属や提携業者のカメラマンは撮影ができますが、それ以外の人は撮影のための立ち入りができず、挙式は一切撮影できないのです。

例えば、正式な教会(チャーチ)で式を挙げる場合、教会は神聖な場所であるため、ゲストももちろん全ての人の撮影禁止という厳しい規制が設けられていることもあります。その場合は納得できますが、式場に併設された結婚式を挙げるためのチャペルで、式場専属や提携業者のカメラマンは撮影できるのに、それ以外の人の撮影が制限される場というのは、式場の思惑による制限であるとしか言えません。つまり、制限のない式場専属や提携業者のカメラマンを依頼するように、“仕向けて”いるのです。そうすることで、式場には中間マージンが入り、利益につながるからです。

最初に挙げたブライズルーム(新婦のお支度部屋)の入室禁止については、事前にNGと言われていたものの、当日行ってみたら撮影できたというケースも少なくありません。
これは式場の仕組みによるところが大きいのですが、例えば一日一組しか結婚式を施行(結婚式を執り行うことの専門用語です)しない専門式場の場合は別として、通常は一日に何組も結婚式を挙げますし、結婚式の施行の多い土日祝日は、契約を検討しているカップルが見学したり説明を受けたりするために多数来館しますから、私たちプランナーは挙式や披露宴の進行にべったり同行することはほとんどありません。プランナーの主な仕事は、挙式当日までの段取りであり、当日は主にキャプテンが仕切るため、もちろん新郎新婦にご挨拶には伺いますが、挙式当日のプランナーの出番はほとんどないと言っても過言ではないのです。そのため、事情を把握している人間がそばにいないために、ブライズルームのヘアメイクさんが気を利かせて、いいタイミングでカメラマンを部屋に招き入れたり、紅差しなどのシーンを再現したり、協力してくれる可能性があるのです。

いずれにせよ、こうした撮影に関する制限があるかどうか、事前に式場に確認しておくことをおすすめします。

 

★BGM差し替えのナゼ

式場専属もしくは提携業者のカメラマンに依頼した場合のデメリットに、「当日会場で流れたBGMを差し替えたり、消されてしまったりする場合がある」を挙げました。少し専門的な話になりますが、念のために詳しくお伝えしておきましょう。

式場専属もしくは提携業者のカメラマンに記録ビデオの撮影を依頼した場合、後日DVDなどで納品された商品を確認すると、当日会場で流したBGMが別の音楽に差し替えられていたり、消されたりしてしまっていた、という話を聞いたことがあるかもしれません。もちろん事前に説明を受けているはずですが、これではせっかくの当日の雰囲気を十分に振り返ることができませんよね。

なぜこのようなことが起きるかというと、DVDに複製する場合、著作権料がかかってしまうからです。つまり、商用として撮影したDVDを販売する場合は、著作権申請をしなければならないという決まりがあるため、著作権申請をしなくて済む方法で複製するのです。そのため、式場主体で撮影する映像の場合、当日の会場で流れているBGMが消される、差し替えられるということが起きてしまうのです。

一方、外部業者の場合は、当日のBGMが消されることなく、そのまま収録された状態で納品されることがほとんどです。理由は、DVD販売の商用利用ではなく、カメラマンのレンタル、派遣という名目で撮影をしているからです。実際のところ、プロが撮影したものでも、ゲストがスマホで撮影した動画と扱いは変わりません。そのため、音楽著作権の申請をする必要がなく、BGMもカットせずにそのままの状態で、お客様に撮影データをお渡しすることが可能というわけです。

結婚式ではBGMも大事な演出の一つです。選曲にこだわるカップルも少なくありません。そのこだわりが思い出の映像に記録されないのは、すごく残念ですよね。BGMがそのまま収録されるかどうか、この点は、撮影カメラマンを持ち込みにするかどうかの判断材料として、重要なキーワードになってくるかもしれませんね。

 

★費用を抑えたい!

先に挙げたメリット・デメリットの中でも、やはり大きなポイントとなるのは「費用」です。式場専属や提携業者の場合はデメリットとして挙げた料金面ですが、外部業者と友人・知人の場合はメリットの一つとして挙げています。

そもそも結婚式は、安く行えるものではありません。もちろん、格安を売りにしている式場もありますし、工夫次第では安く抑えることもできます。でも、それでも、どんなに安くても、10万円はくだらないでしょう。お金をかけた場合の結婚式費用と比較すれば安く感じるかもしれませんが、比較するものがなく、例えば10万円の買い物をするとしたら…そこはじっくり考えたいですよね。

式場サイドとしては、先の式場専属・提携業者のデメリットで挙げた「式場を経由して依頼するため中間マージンが発生し、費用が高い」が重要なポイントとなります。中間マージンを取ることで少しでも利益にしたいという思惑があるからです。ですから、外部業者のデメリットで挙げた「カメラマンを持ち込むことで、式場に対して『持ち込み料』が発生する場合がある」そして「撮影できる場所や動線に制限が設けられる場合がある」などの制約を設けることで、新郎新婦が自分自身で手配できる自由よりも、お金をかけて手間を省くことを選ぶように、いわば“仕向けて”いるわけです。

そんな高額な結婚式ですから、やはり少しでも安く抑えたいと思うのは当然です。見積もりと睨めっこして、何が必要ないのか、どこを削ることができるのかを考えた時に「撮影」の項目に目がいく人も多いでしょう。撮影だけでなく、オプションによって加算されていく高い金額を見るにつけ、本当にこれでいいのかと迷うと思います。ですから、比較的安価な外部業者の持ち込みを検討する新郎新婦が年々増えているというのも頷けます。

 

★どれくらい料金の違いがあるの?

では、実際にどれくらい費用に差が出るのかを見ていきましょう。

式場を通して式場専属もしくは提携業者のカメラマンを依頼した場合、料金の相場は、20~40万円です。料金に幅があるのは、中間マージンによって価格設定に差があることや、カメラマンが選べる場合にスキルやキャリアによって価格設定が違うことがあるからです。ちなみにこれは、カメラマン1名に対して、つまりスナップ写真、記録ビデオ、当日撮影エンドロール、いずれかの撮影プランに対しての料金です。ですから当然、写真とビデオを依頼すれば倍に、エンドロールも追加すれば3倍の価格となります。セットプランなどが用意されていて、割引が適用されることもありますが、それでも3つの撮影全てを依頼する場合、50〜60万円程度はかかると心積もりしておくといいでしょう。さらに、写真のアルバムや記録ビデオのコピーなどのオプションをつければ、当然その分だけ料金は加算されます。

一方、外部業者に依頼した場合、料金の相場は6~10万円程度です。3つの撮影全てを依頼する場合でも、30万円程度とすると、式場専属や提携業者に依頼するよりも半額近く費用が抑えられることになります。

先ほど、式場によっては「持ち込み料」が発生する場合があるとお伝えしましたが、この持ち込み料の相場としては、カメラマン1名につき3万円〜10万円です。持ち込み料金を20万円に設定している式場もあると聞いたことがありますが、これはかなり意地悪なケース。5万円が平均的ですので、例えば、3つの撮影プランを依頼したいので3名のカメラマンを持ち込む場合、先ほどの30万円に15万円がプラスされても45万円ですから、式場専属もしくは提携業者に依頼するよりは15万円程度安く済む計算になります。これはあくまで一例にすぎませんが、式場の価格設定によってはもっと安く抑えられる場合もあると思います。

 

★式場によって違うの?

ではここで、結婚式を挙げる会場の種類をおさらいしておきましょう。会場の形態や仕組みによっては、カメラマンの持ち込みがしやすい会場もあるからです。

①ホテル

格式の高いイメージのホテル。そのため、持ち込みについても厳しいのでは、という印象があるかもしれませんが、実際は、持ち込みに対して寛容なホテルも少なくありません。もちろん、カメラマンの持ち込み料がかかる場合もあります。ただし、式場専属や提携業者に依頼した場合の料金が高額なため、持ち込み料を支払っても会場に依頼するより安く抑えられることの方がほとんどです。

②専門式場・ゲストハウス

結婚式を行うために作られた専門の会場なので、持ち込みの規制を厳しく設けている会場が多いです。予算をできる限り抑えたいとか、カメラマンにはこだわりたいなど希望があれば、式場を決める時点(正式契約をする前)で、持ち込みができるかどうか、必ず確認しましょう。

③レストラン

レストランは、比較的持ち込みしやすいのが実状です。特に近年、増加傾向にある1.5次会などの場合は、挙式がなく披露宴のみの撮影になるため、より持ち込みしやすい傾向にあります。挙式は撮影制限されるケースが多いのですが、披露宴のみであれば撮影制限がなく持ち込みを許可されるケースも多くあり、挙式から撮影するプランに比べ費用を抑えることができます。

 

★持ち込みするときに注意したいこと

①式場との正式契約前が大事

すべてのジャンルにおいて言えることですが、持ち込みを検討する際にもっとも注意すべきことは、「段取り」です。残念ながら結婚式は、何もかも全て自分たちの好きなものを自由に選べるわけではありません。例えば……「自分の結婚式ではあのブランドのウェディングドレスが着たい」と思っても、契約した式場が提携しているドレスショップ以外のドレスは持ち込みNGであれば、着るどころか選択肢にすら入れることもできません。契約後に、やっぱり持ち込みたいと言っても、それを覆すことは困難なのです。できたとしても、持ち込み料を請求されることがほとんどでしょう。

この問題を回避する方法は、式場を決める段階、つまり正式に契約をする前に交渉することです。契約前であれば、交渉も可能だからです。一生に一度の結婚式ですから、自分がこだわりたいもの、譲れないものはきっとあるはずです。ドレスや装花、ヘアメイクやカメラマンなど、自分で決めたいものがある場合には、そのことを契約前に担当者に伝え、交渉しましょう。

これは実際にプランナーとして行ってきたことですが、正式な契約前の段階であれば、表向きは持ち込みがNGとなっているものでも持ち込みの許可を出せることがありますし、持ち込み料の減額などの交渉に対応できるのです。なぜなら、式場にとって何より大事なことは、お客様と正式契約を交わすことだからです。多少の譲歩や減額があっても、契約自体を結べないことよりは、うちの式場を利用していただく、うちの式場で結婚式を挙げていただく、ということの方がはるかに大事だからです。

②プランナーも人

当たり前ですが、プランナーも人間です。新郎新婦の思いやこだわりを聞けば、式場の決まりとは言え多少譲歩してでも、その希望を叶えてあげたいと思うのが心情であり人情です。周りのプランナー仲間からもよく聞くことではありますが、実際のところ、同じ式場でもプランナーによって対応が異なるケースもあります。お客様によって歩み寄って差し上げたいと思うかどうか違いが出てくるのも事実で、これは人間同士のコミュニケーションによるところの違いだと思います。新郎新婦の皆さんには、ぜひ“上手に”プランナーとコミュニケーションを取りながら、交渉して準備を進めていただきたいと思います。

③交渉のしかた

「持ち込みしたいんですが、できますか?」とストレートに訊ねてもいいのですが、直球すぎると建前上、式場サイドとしても「自信を持っておすすめできるプランやスタッフをご用意していますので、式場の提携業者からお選びください」と言わざるをえないこともあります。

持ち込みしたい物や人材がある場合も、全く何も考えていない場合も、式場との正式契約の前段階で、「ヘアメイクやカメラマンをお願いしたいと思っている人がいるんですが…持ち込みはやはりできませんでしょうか?」と探ってみましょう。もちろん、この段階で実際に決まっていなくてもいいのです。仮に「持ち込みは一切できません」と言われてしまった場合は、その時点で必ず、ドレスや引き出物、写真や記録ビデオなど、自分がこだわりたいもののサンプルを見せてもらいましょう。式場のラインナップで十分に満足できるか、この時点で判断するといいでしょう。サンプルを見ても納得できなさそうであれば、持ち込みしたい思いを正直に熱心に伝えることが大切です。多少なりともプランナーの心に響くと思います。なぜならそれは、プランナーも人、だからです。

④値引き交渉

持ち込みがどうしてもできず高額の式場提携業者に依頼せざるをえない場合や、持ち込みはできるけれど持ち込み料など余計な費用がかかってしまいそうな場合、値引き交渉をするのも一つの方法です。式場から提示された見積もりや内容にどこまで納得できるか? 自分の理想を求めた場合いくらかかるのか? できれば正式契約前の段階で必ず確認し、高すぎると感じたら値引き交渉をしてみましょう。

実は、初期の見積もりに含まれるプランには、たくさんの内容が盛り込まれているようでかなり抑えた内容になっていることが多く、後々最終見積もりの段階で、金額が大きく跳ね上がることが通常です。式場との正式契約時は、結婚式準備の先行きが左右される最も重要なタイミングです。多くの人にとって結婚式を挙げるのは初めての経験ですから、分からないことばかりだと思います。分からないことが当然なので、持ち込みの確認だけでなく、内容を一つ一つしっかりと確認し、分からないことは質問して、十分に理解と納得をした上で契約しましょう。

 

★持ち込みNG会場だったら?

これまでお話してきたように、持ち込みに対して厳しい規制を設けているどころか、撮影カメラマンの持ち込み自体を禁止している式場も実は多くあります。その場合の対応として、ゲストとして持ち込みカメラマンを手配するという方法があります。業者によっては、そのように対応してくれる業者もありますので、外部業者に依頼する際に確認してみましょう。

外部業者のカメラマンにゲストとして入り撮影してもらう場合、式場へはゲストの一人であると伝えるため、「席は用意してください」と言われるケースがほとんどです。これは当然と言えば当然ですが、式場としてはお料理代や引き出物代で利益を得ることになるため、一人でも多くのゲストを招いてもらうことが重要だからです。勘のいいプランナーであれば、外部業者の持ち込みであることに気づく可能性もありますが、それは暗黙の了解として、お料理代や引き出物代などの席料をいただく、ということでいわば譲歩しているわけです。
新郎新婦としては、5万円程度の持ち込み料を支払うよりは、席料としてお料理代などを支払った方が安く済むため、結果的にはそこでまたコストを抑えられるということになります。

外部業者に依頼する場合の料金+席料=式場専属・提携業者に依頼するより安い
外部業者に依頼する場合の料金+持ち込み料=式場専属・提携業者に依頼するより安い

このように判断できた場合は、外部業者に依頼することをおすすめします。逆にもし、持ち込み料や席料などを支払って、式場専属もしくは提携業者に依頼するより料金がかさんでしまう場合は、あまり得策とは言えません。

 

★ゲストとして撮影を行う場合の裏技!

ゲストとして撮影をしてもらう場合の、式場への裏技対応として、「撮影をしてくれる友人が、当日は撮影に集中したいから料理はいらないと言っている」もしくは「極度のアレルギーがあって食品制限があるため、料理はいらないと言っている」など、撮影を担当するゲスト側の言い分を伝える、という方法があります。式場としては、ゲストももちろんお客様であることに変わりなく、基本的に無碍に対応することはできません。大事なお客様である新郎新婦、その二人の大事なゲストも大事なお客様であるからこそ、柔軟な対応をしてくれる場合もあります。

ただし、ここで重要なのは、普段からのプランナーとのコミュニケーションです。「★持ち込みするときに注意したいこと」の②でお伝えした「プランナーも人」というポイントを忘れずに、上手に探りを入れながら交渉してみましょう。

 

★持ち込みを選んだ先輩カップルの声

実際に、撮影カメラマンを持ち込みにした先輩カップルたちは、どんな理由で決めたのでしょうか?

ダントツに多いのは、「結婚式費用を安く抑えたかったから」。お伝えした通り、結婚式は安く行えるものではありません。どんなに工夫しても、数十万円はかかります。お財布と相談しながら、自分たちの希望や理想を叶えていくには、何が必要で、何がいらないのか、どこにお金をかけて、どこにお金をかけないのか、内容を精査することが重要です。当然、叶えたい希望や理想はカップルによって違いますから、友だちがそうだったから、先輩もそうしたから、と同じようにする必要はありませんし、必ずしも自分たちの希望にそのやり方が当てはまるとは限りません。費用を安く抑えるためには何が大事なのか、しっかり考えること。そのためには新郎新婦二人の思いや方向性が同じであることが大事ですから、よく二人で話し合うことも大切になります。結婚式の準備期間は、二人の仲を深める期間でもあります。ぜひ何度でも繰り返して、じっくり話し合いをしてくださいね。

先輩カップルが撮影カメラマンの持ち込みを選んだ理由としては他に、「式場専属カメラマンの撮影サンプルを見たら、自分たちの好みと合わなかったから」「式場専属カメラマンのサンプルを見て、高額な料金に見合う仕上がりではないと感じたから」「外部業者に、自分の好みの写真を撮影するカメラマンがいたから」「外部業者のサンプルを見ると、式場専属カメラマンのサンプルとほとんど差がなかったから」「外部業者の口コミが良かったから」「式場を決める前から撮影してほしいと憧れていたカメラマンだったから」などがあります。

このように「費用を安く抑えたい」という理由で、持ち込みを選ぶカップルが多い中、最近では新郎新婦が自分たちの好みにあったカメラマンを自ら探す傾向も見られるようになってきました。それは、SNSの普及により、様々なシーンで活躍するカメラマンの写真や映像を手軽に見ることができるようになったことが大きな要因です。そのため、特に人気のカメラマンはスケジュールが一年先まで埋まっている場合もあるそうです。カップルによっては、カメラマンのスケジュールを確認してから、式場を決めるカップルもいるそうです。

 

★「わたしたちの結婚式」の撮影実績

撮影業者の一つである「わたしたちの結婚式」は、全国どこでも撮影に対応しています。
ここで、実際に撮影と編集、そして上映を行った「当日撮影エンドロール」のサンプルをいくつかご紹介しましょう。許可をいただいた一部の事例ですが、先輩カップルたちの魅力あふれる映像ばかりで、どれも素敵ですよ。

北海道

 

山形県「緑の迎賓館ANGELINA」

 

栃木県「ヴィラ・デ・マリアージュ宇都宮」

 

神奈川県「ザ・カハラホテル&リゾート横浜」

 

静岡県「みしまプラザホテル ザ・モーリス」

 

愛知県「スウィートローゼスクラブ岡崎」

 

大阪府「アヴァンセリアン大阪」

 

福岡県「ロイヤルパークアルカディア」

 

沖縄県宮古島

 

映像作品は、新郎新婦の人柄、式場やゲストの雰囲気、さらにカメラマンのカラーが加わることで完成します。事前に「こんなエンドロールがいい」と理想を掲げてそれに沿うように作ってもらうのはもちろん、まさにライブ感を味わうように全てをカメラマンに委ねて完成を楽しみにするのもいいですね。

ご紹介したのは当日撮影エンドロールの事例ですが、「わたしたちの結婚式」は、スナップ写真撮影と記録ビデオ撮影の依頼も可能です。また、全国の会場で撮影実績があります。エリアごとに交通費が設定されていますので、ご注文時にぜひチェックしてみてくださいね。何より、結婚式撮影の経験豊富なカメラマンばかりですので、安心してお任せすることができますよ。オプションプランも充実していますので、こだわりや希望がある場合は相談してみるといいでしょう。

 

★まとめ

いかがでしたか??
いざ式を挙げたい、披露宴をしたいと思った時に直面することはたくさんあります。どうやって理想と現実の折り合いをつけるか……それは、しっかり調べることや考えること、自分たちの気持ちに向き合うことで必ず見えてきます。そのためには、二人でとことん話し合うことが大切です。

今回は、撮影カメラマンの持ち込みにスポットを当ててお伝えしましたが、式場専属であってもフリーランスであっても、私たちプランナーは、結婚式当日が最高の日になるように、そしてその後も続く幸せな日々のスタートとなるように、そんな思いでお二人のお手伝いをさせていただいています。お二人だけではわからないことがあれば、ぜひ相談をしていただきたいですし、持ち込みについてなど相談しづらいことでも上手に頼っていただきたいと思います。

撮影については、今は専門に行う業者はもちろん、カメラマンを手配してくれる外部業者は数多くありますし、フリーランスで活動しているカメラマンも多く存在します。ぜひ、自分たちの大切なハレの日を最高の形で思い出に残したり記録したりできるように、後悔のないカメラマン選びをしてください。また、費用面はもちろんですが、持ち込みする際のメリットとデメリットをしっかり理解した上で、新郎新婦お二人が納得のいくカメラマン選びをすることをおすすめします。

今回のお話が、少しでも皆さんの大切な日に向けてのお手伝いとなりますように……そうであれば、プランナーとしてこれ以上嬉しいことはありません。

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