結婚式の定番曲は、その場の雰囲気や新郎新婦の個性を引き立てる重要な要素です。ここでは、最新の人気ランキングや定番のウェディングソングTOP10を紹介します。とりあえず「定番曲」を何曲か押さえたうえで、みなさんが好きな曲をかけるというやり方も良いはずです。
定番曲を知っていると、それベースに自分たちが好きな曲をアレンジして、評判の良い楽曲リストを制作できます。
今回は、1つの参考として、定番の曲について10曲を紹介いたします。
結婚式でかけて参列者も感動する定番曲10曲の紹介!
結婚式でかければまず安心の定番曲10曲を紹介します。「安全パイ」ではありますが、これらを抑えたうえで、さらに新郎新婦が好きな曲をカスタマイズしていくのがよいでしょう。
安室奈美恵 – CAN YOU CELEBRATE?
誰もが知っている結婚式の定番中の定番です。しっとりとした美しいバラードで、年代を問わず多くのカップルに愛されています。両親がこの曲を聞いて泣き出してしまうということも耳にします。
木村カエラ – Butterfly
これも定番です。明るくハッピーな曲調が新婦の登場や入場シーンにぴったりです。木村カエラさんの代表曲として紅白歌合戦で歌唱され、多くの結婚式で使われています。
MISIA – 幸せをフォーエバー
ゼクシィのCMソングとしても有名で、感動的なバラードが挙式の感動を引き立てます。結婚式終盤にこの曲がかかると、とても盛り上がることでしょう。
Superfly – 愛をこめて花束を
ストレートな愛のメッセージが込められた曲で、花束贈呈や新婦退場シーンにぴったりの定番曲です。花束に包まれた二人の幸せな未来を祝福するようなメッセージソングになっています。
AI – ハピネス
明るくポジティブな歌詞とリズムが、披露宴のオープニングや退場シーンを盛り上げます。AIさんの力強い歌声が、結婚式全体を引き締めます。
一青窈 – ハナミズキ
美しいメロディーと感動的な歌詞が、涙を誘うシーンに最適です。流れるようなハーモニーで二人の前途を祝福していきます。
荒井由実(松任谷由実)- やさしさに包まれたなら
ユーミンの荒井由実時代の名曲です。ジブリ映画『魔女の宅急便』の主題歌としても知られるこの曲は、心温まる雰囲気を演出します。
エド・シーラン – Perfect
今回紹介する唯一の外国曲です。英語のラブソングとして世界中で人気があり、ウェディングシーンにも定番曲としてよく使われています。
星野源 – 恋
みんなが知っている「恋ダンス」です。図らずも、今回紹介する中で唯一の日本人男性ボーカル曲となりました。YouTube再生数2.5億回超!
明るく楽しい曲調が、披露宴や二次会のダンスシーンに最適です。新郎新婦が「恋ダンス」を踊っても盛り上がるでしょう。あるいは参列者有志みんなで踊ってもいいですね。
DREAMS COME TRUE – 未来予想図II
結婚式の定番ソングとして長く愛されており、感動的なシーンにマッチします。二人の未来予想図はきっととても明るいものになるでしょう。おすすめの定番曲です。
これらの定番曲は、結婚式のシーンや新郎新婦の好みに合わせて選ぶことで、より感動的で思い出に残るセレモニーとして素晴らしい演出になります。
定番曲全部を使う必要はありません。各シーンに合わせた曲選びを行いながら、世界に1つだけの素晴らしい結婚式を演出してみましょう。
定番曲は「定番」と言われる理由があり、やはり結婚式に流すと感動を呼ぶものばかりです。ただ、結婚式中に音源を流すのか、あるいは生演奏やプロフィールムービーに入れるのかで手続きが変わってきます。
気持ちよく定番曲を使うためにも、次項の事柄については頭に入れておいてください。
押さえておこう~結婚式で勝手に定番曲をかけてよいの?
結婚式の定番曲について知っていただきました。ところで、曲を流すというと、どうしても著作権のことが頭に浮かびます。著作権が切れているクラシック音楽なら問題ないのですが、最近の曲は勝手にかけて大丈夫なのでしょうか?
結婚式で音楽を流す際には、著作権の許可が必要になる場合があります。
定番曲を結婚式で流す際には、以下の事柄を確認しておいてください。
著作権の基本
音楽(曲)には、作詞者・作曲者などの権利者に著作権があり、無断で使用すると著作権法違反になる可能性があります。結婚式場で曲を流す場合、この著作権を守りながら行うことが原則になります。
式場で用意する音楽ならほぼ問題なし
結婚式で好きな曲を流したい新郎新婦の意向は当然です。一方、その都度著作権の許可をとっていたら手間とコストが大変になります。そこで多くの結婚式場は、JASRAC(日本音楽著作権協会)などの著作権管理団体と包括的な契約を結んでいます。
その契約として結婚式場は包括的に著作権料を支払っています。このため、式場で音楽を流す際に個別に許可を取る必要はない場合が多いです。結婚式場が曲を流す場合、特に手続きはいらない場合が多いです(結婚式場に確認しておきましょう)。
自作のCD(曲をつなげて編集したもの)を持ち込んで使用する場合も、式場が著作権を管理している範囲内であれば問題ありません。
ただし、曲を早くしたり遅くしたりすると「編曲」になります。元の曲を変えてしまうので新しい作品の制作になり、著作権を侵害する可能性があります。
プロフィールムービーに定番曲を入れる場合は別途手続きが必要
その場で定番曲を流すのと、プロフィールムービーのような「作品」に定番曲を挿入するのは意味が違います。結婚式で曲を流すだけなら結婚式場とシャスラック等の契約で問題ありませんが、プロフィールムービーは「プロフィールムービー」という作品(CDやDVD)を作り、そこに曲を使用するということです。
「作品」に曲の無断使用は、非営利目的であっても問題となる可能性があります。結婚式場やプロフィールムービー制作代行の専門業者へしっかり確認をお願いします。
ライブ演奏やアカペラ合唱も許可が必要
結婚式で有志による定番曲のライブ演奏、あるいはプロを呼んだ演奏は、別途許可が必要です。楽曲の演奏権や歌唱権に対しても著作権が存在するためです。
こちらもJASRACなどの著作権管理団体を通じて許可を得る必要があります。
唯一の例外は、作詞作曲したアーティスト本人を呼んで演奏してもらうこと(許諾済み)ですが、そんなことができる人はまずいないでしょう。
海外楽曲の使用は結婚式場に任せる
海外の楽曲を使用する場合も、基本的な著作権の扱いは国内の曲と同様です。多くの場合、JASRACなどが国際的な管理団体と連携しているため、国内楽曲と同様の手続きで利用が可能です。
まとめ
定番曲を結婚式で使用する際は、結婚式場が著作権を管理しているかを確認し、必要に応じてJASRACなどの管理団体へ手続きを取り許可を得ることが重要です。
結婚で曲(CD音源)を流すだけなら問題ありませんが、プロフィールムービーや生バンドなど「作品」が生まれる場合は著作権許可が必要です。
専門業者へ依頼すれば、そのあたりの著作権許可の手続きについても押さえてもらえます。例えば、プロフィールムービーについては「プロフィールムービー学園」や「わたしたちの結婚式」という専門業者のサイトから申し込みいただければ、権利関係もクリアにできます。
「黙っていてもわからない」時代ではなく、SNSで世界中に発信される時代です。権利関係をクリアにして思う存分定番曲流して、感動の記憶に残る結婚式にしてみてはいかがでしょうか?
ぜひご検討をお願い申し上げます。