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結婚式当日の写真を素敵に残したい!! 大事なのは「撮影指示書」

結婚式当日の写真を素敵に撮るために!撮影指示書を作ってみる

「結婚式では、素敵な写真をたくさん残したい!」と新郎新婦なら誰でもそう思っているはず。特に新婦は最高に綺麗に映りたい!と思いますよね。

さらにはこの日のためにいろいろ打ち合わせをし、入念な準備の上に成り立っている結婚式を余すところなく記録に残したい、とカメラマンをお願いするのではないでしょうか。

そこで今回は後悔しないための『撮影指示書』についてご紹介したいと思います。

 

撮影指示書って?

結婚式の『撮影指示書』というのは簡単に言うとカメラマンさんにこんな写真を撮って欲しい!というのを、ビジュアルと文言でしっかりと説明するための資料のことです。

こういう『指示書』はカメラマン向けだけでなく、ヘアスタイリストや内装の装飾、花の飾り方、ブーケのデザインなど言葉だけでは伝えづらからったり、認識のズレが起こりそうなものに対して「この写真みたいにやって!」とわかりやすく伝えることに使います。

撮影指示書で出来上がりの満足度が上がる

撮影指示書を作ったら絶対に満足する写真になる、とは残念ながら言い切れませんが、撮影指示書を作ることによって満足度は上がるでしょう。

先述しましたが、口頭で伝えたイメージと出来上がった写真が全然イメージが違っていた!などのことが起こることも、撮影指示書を作れば大幅に防ぐことが出来ます。自分たちの希望やイメージにかなり近い構図やポーズで写真を撮ってもらうことができます。

このポーズや構図を撮るの忘れていた!を防げる

結婚式の式中はもちろん、直前直後も準備やなにやらで必ずバタバタし、緊張し、慌てています。

そうなると「こういうポーズで写真を取ろうねー」とか「誰と写真撮りたいねー!」って新郎新婦で話していても忘れてしまうこともあります。

そこでカメラマンやスタッフにしっかり撮影指示書という形でまとめて伝えておくことで、式場担当の人がさり気なくそういった写真を撮れるように促してくれたり、思い出させてくれます。

指示書を作ることによって撮りたかった写真をしっかり撮れるんです。

良い撮影指示書とは

それではどんな『撮影指示書』が『“良い”撮影指示書』なのか、プロのカメラマンに聞いてみました!ぜひカメラマンさんにとって“見やすい”撮影指示書を作って、素敵な写真をたくさん撮ってもらってください。

1シーンにつき指示は2つまで

2つ以上になると指示の部分が覚えられなく、指示の写真に集中してしまい良い写真が撮れなくなってしまうという場合がある、、、とのことです。
もちろん言ってくれれば出来る限り対応はする!とのことですが、何枚か見せた上で「絶対に撮って欲しいアングルはここ!」と2つくらいに絞るのも良いみたいです。

ここに〈この写真のどんなところが気に入っているのか〉が一言コメントで含まれていると、非常にカメラマンさんにも伝わるいい指示書となります。

さらに写真と一言コメントでもどんなニュアンスかは伝わりにくい場合は、他にも同様のポースをしている写真があれば一緒に並べることで、絶対にやりたい写真のコアの部分と許容範囲(こういうポーズ撮れるならこういう背景でもありなのか)などがカメラマンにもしっかりと伝わる撮影指示書となります。

もちろんカメラマンは指示のあったシーン以外でも、良い表情や、幸せそうな雰囲気、華やかなその場の空気感が残るような写真を撮ろうと集中しています。がんじがらめになるような、あまりにたくさんの希望はそのチャンスを減らしてしまいます。

無理のない希望か確認する!

希望を並べているうちに、指示書の中に無理なアングルや、2カメラないと絶対に撮れないシーンがある、ということが・・・。希望は希望、それが実現できるかどうかは別問題です。

また写真の量によっては全てを実現するのは難しい場合もあるので、当日の式の流れと会場の様子、雨ならどうする?などよく相談して決めましょう。

例えば「再入場のシーンを前と後ろで撮ってほしい!」というのは絶対にカメラが2台ないと無理ですよね。なので、もしどうしても撮って欲しい場合は2カメラを頼むということも考えなければいけないということになります。

指示書のページは少なめに、小さめに

結婚式のカメラマンは時間との戦い!
例えば10枚以上の撮影指示書を作ってきてくれたとしても、バラバラとめくるのに時間がかかってしまうのだとか、、、!それに、挙式中の厳粛なシーンや披露宴演出中の暗い会場で、そのシーンの指示部分を確認するのも大変です。

なので、指示書は両面1~2枚で写真は厳選した絶対に撮ってほしいものだけ。結婚式の進行と同じ流れで書いてあるととっても見やすいそうです。

紙のサイズもA4かB5の小さめで、画像はできるだけ大きめの方が好まれるようです。

好きなテイストが伝わる参考写真

撮って欲しい〈アングル〉や〈ポーズ〉のサンプル写真は用意しますが、それ以外にも好きなテイストが分かる写真などもあると助かるそうです。

お二人の好きなテイスト、ふんわりした写真が好きか、はっきりとした写真が好きか、雰囲気重視の写真が好きかなどがわかるようなものがあると、撮影時の参考になります。

お願いするカメラマンさんによって色々と意見があるかもしれませんが、「こんな雰囲気が好きなので、もし良ければ参考にしてほしい!」と渡してみると良いとおもいます。もちろんその写真のどんなところが好きなのかをちゃんと伝えて下さいね。

人と人とのコミュニケーション・意識の共有は難しいものです。
それは新郎新婦という一生を誓い合う人間の間にも生まれてしまうものなのだから、会ったことのないカメラマンに言葉だけで伝えるなんて本当に至難の業です。

なおかつ彼らは彼なりのプロとしてのいいものを作ろうとしているので、それが好みと合わない可能性もあります。なので、しっかりと「撮影指示書で希望を明確に伝える」ことが非常に重要になってきます。

カメラマンからのお願い♡

次にできれば聞いてほしい、カメラマンから新郎新婦へのお願いをお伝えします。

挙式のリハーサルは本番のチャペルで!

お願いしたいことのひとつ目としては、できれば「挙式のリハーサルは本番のチャペルでやってほしい!」ということ。
挙式のリハーサルって、本番のチャペルではなく別の会場や控室でやることも多いんです。
これは結婚式場によって出来る・出来ないがあると思いますが、「挙式のリハーサルは本番の会場で行いたい」と言ってみてください。

なぜ挙式のリハーサルを本番のチャペルの方が良いのでしょうか?
理由は『挙式のリハーサルでは、本番では撮れない写真が撮れるから』

例えば、
●指輪交換のアップの写真
●結婚証明書を書いている風の手元ショット
●バージンロードの真正面から撮る写真

などは、ゲストが大勢いる挙式中ではなかなか撮れないもの。新郎新婦さんもゲストも、新郎新婦さんのすごーく近くにカメラマンさんがずっといたり、バージンロードを行ったり来たりしていたら集中できません、、、

また本番では立ち入り禁止の所もリハーサルなら入れる場合もあるので、挙式のリハーサルでは本番に撮れない写真をカメラマンが撮ってくれるんです。

アルバムに入れる写真や撮って出しエンドロール・記録ビデオダイジェストなども、リハーサルで撮ったものを本番のように入れることが出来るので、メリハリのある素敵なものに仕上がります。

ゲストのカメラでの撮影はカメラマン以外の人にお願いして!

次はゲストのカメラでの撮影はカメラマンさん以外の人にお願いをした方が良い!ということ。
ゲストのスマホやカメラで写真を撮るとき、カメラマンの人に写真撮影をお願いすることってよくありますよね。

でも、カメラマン的には時間のロス!
カメラマンは一分一秒、素敵なシーンを狙っているのに、他のカメラをお願いされることによってその素敵なシーンが撮れなくなってしまう可能性があるんです。
お金を払っているカメラマンには、良い機材を使って良い写真を撮ることに集中してもらうのが一番良いことですよね。

スマホやデジカメでの写真は誰でも撮れるので、式場のスタッフさんや他のお友達にお願いをした方が、カメラマンは素敵なシーンを撮ることだけを考えてくれます。

ですので参加してくれるゲストにも一言、伝えておいていただけると助かります。

結婚式前に写真撮影リハーサルをしてみて!

写真写りについては顔の造形というよりも、写真を撮られ慣れているかどうかが非常に大きなウェイトを占めます。
特に新郎によくありがちな失敗、それは表情が固いことです。新郎は結婚式での主役だから、あまりお酒も飲めないのでお酒の力を借りてリラックスすることも難しいし(泥酔しちゃうよりはいいかもしれない・・・)、写真も撮られなれていない。。。。

ともかく!超重要なのは慣れです!
写真写りが悪く感じてしまうのは、慣れていないせいで笑顔がぎこちなかったりするからです。

そこで二人でリハーサルとして写真をお互いに撮影しまくったり(楽しくだけど、真剣に)、二人でこんなポーズしようねって実際にやってみたりして、まずは新郎新婦同士での照れを無くすことが大事です。お友達にお願いして撮影してもらってもいいですね。

当日までにどれだけ「自分はモデルだ」と思い込ませることが出来るかが勝負です!
恥ずかしがらずにしっかりとボーズをやりきる、シチュエーションを演じきる、自分はモデルだと思い込むことを意識してみてください。

ここで大切なコツをひとつ。
新郎であれば新婦、新婦であれば新郎の好きなところ、チャームポイントを思い浮かべたら自然に笑顔になりませんか?

赤ちゃんや子供の写真を見て可愛いと思う一番大きな理由は、無邪気な笑顔だからです。大人なので無邪気な笑顔は無理でも、お互いのチャームポイントを思い浮かべながら出る笑顔はきっといい写真になりますよ。

当日は出来る限りリラックスし、なにより結婚式を楽しむことが大事です。

 

まとめ

『撮影指示書』についてお分かりいただけたでしょうか?下記にまとめてみました。

● 1シーンにつき指示は2つまで

● 無理のない希望か確認する

● 指示書のページは少なめに、小さめに

● 好きなテイストが伝わる写真を用意する

パソコンが慣れない方も頑張って、ぜひカメラマンが分かりやすい“良い”撮影指示書を作成して下さい。

そして、できれば

● 挙式リハーサルは本番の会場で

● ゲストのカメラでの撮影はカメラマン以外にお願いするようにゲストに伝える

● 写真撮影リハーサルをしてみる

上記のことを参考に準備をして、思い出に残る素敵な写真をたくさん撮ってもらってください!