今回は、結婚式の感動的なエピソードを紹介していきます。
病気で車椅子のお父さまとバージンロードを歩きたい…。
そんな夢が叶った感動的な結婚式。
大好きな父とのウェディングロード
幸せの晴れ舞台。
おふたりの挙式はチャペル式でした。
打ち合わせの段階で、妙にお父さまに気を遣っておられる新婦さま。
話を聞くと、お父さまは左半身不随で車いすに乗っておられるとのこと。
長く入院しておられ、やっとの思いで帰ってきた実家では、
もうすぐ嫁いでいく娘に、寂しげな表情をたまに見せては強がるそうでした。
「本当はウェディングロードをお父さんと一緒に歩きたい・・・でも無理ですよね。」
と、新婦さまはとても寂しげな表情でした。
迎えた当日。
何か慌ただしく親族が話をされていました。
「何かお困りですか?」と聞くと、
新婦のお父さまが一緒にウェディングロードを歩くといって聞かないそうで、
涙目の花嫁は、「無理しなくていいよ」と言うのが精一杯。
でもお父さまはとても強い想いで・・・
なんとか娘のためにと、何度も挑戦し・・・
立ち上がられたのです!
扉が開いた瞬間、
その姿を見た参列者の皆さまは、ただただ涙を流すばかりでした。
そして、新婦さまのサポートで一歩一歩、
必死にゆっくりゆっくりとウェディングロードを歩き、
新郎さまへの受け渡しの瞬間、お父さまの目からは大粒の涙があふれました。
一緒に歩けた喜び、娘がお嫁に行ってしまう寂しさ・・・
いろいろな想いがあったのだと思います。
お父さまの気持ちを受け取った新郎さまは涙を堪え、
「必ず幸せにします!」と約束。
会場中が温かい涙で溢れた、とても素敵なウェディングロードでした。
「ウェディングパーク」より
一度は一緒にバージンロードを歩くことを諦めていた二人。
けれど、二人の愛が通じ合い、大きな夢が叶いました。
自分の足で娘さまと一緒に歩いたバージンロード。
お二人にとっても参列者にとっても忘れられないエピソードになったはず。