豪華なホテルや海辺の見える教会、花が咲き乱れるガーデン、様々なウエディングのスタイルがありますが、
ドレスも同様に様々な種類があり、どれか一つを選ぶのは難しいですよね。
ウエディングドレスのデザインによって、小物やメイク、ヘアスタイルも変わるので一番力を入れるアイテムではないでしょうか。
ここでは、今時のデザインから人気の種類まで、様々な視点からウエディングドレス選びができるようご紹介させていただきます。
体型や身長、雰囲気に合うドレスを見つけてください。
1.ドレスは「似合う」で選ぶ!ドレスのシルエット一覧
華やかな自分が主役の舞台、自分が着たいドレスを選びたいですよね。憧れのブランドやシルエット、もう心に決めたドレスがある方もいるのではないでしょうか。
しかしそのドレスが、選んだ会場やあなたらしさに合うかは着てみなければわかりません。
ドレス選びで大切なことは式の場所や雰囲気などの「シーン」、花嫁の身長や体型などの「スタイル」、これら二つが軸となるのです。
そこでまずはドレスのシルエットに注目してみましょう。
細部のディティールでなく、ウエストからのスカートのボリュームや長さがドレスのシルエットを決定します。
・Aライン
まずはドレスの王道「Aライン」です。
スカート部分がアルファベットの「A」のように裾に向かって広がったシルエットを指します。
身長が低い方にも、高い方にもどちらにも似合うシルエットであることと、ボリューム感がドレスらしさを感じさせることから人気の高いラインと言えるでしょう。
エレガントさとクラシカルさで幅広い層からの支持を得ていることも人気の理由です。
特に高いヒールを履いてもバランスが取りやすいことから、スタイルアップを望む身長の低い方にお勧めであると言えるでしょう。
ウエスト部分の切り替えがないため腰の位置も切り替えがあるものに比べてはっきりと出ない点も、背を高く見せることが叶うのです。
デザインにもよりますが、チャペルやカジュアルな場所でのウエディング等、場所を選ばない点も良いですね。
・プリンセスライン
Aラインとは対照的に、ウエストの切り替えがあるのがプリンセスラインの特徴です。
ウエストが細い方や腰の位置が高い方に、くっきりと体にラインが出るこのドレスはぴったりですが、上半身のラインはタイト、下半身にボリュームが出るため細見えが可能です。
幅広い体型の方に合わせられるドレスの一つですが、ぽっちゃりとした体型の方にも支持されています。
そして、裾に向かってふんわりとしたボリュームが出るこのドレスは、Aラインのドレスと並ぶ王道。Aラインよりも女性らしい柔らかな印象が女性の心を掴んで離しません。
ふわっとしたシルエットといっても長さの異なるチュールを重ねたゴージャス感のあるもの、裾までの長さのスカートを何枚も重ねてシンプルさを強調したものまで、多様な種類のプリンセスラインのドレスがあります。
素材やレースの色味にこだわってみることでも個性を演出できますね。
趣のある場所での式や、歴史あるホテルウエディングにもお勧めです。
・エンパイアライン
プリンセスラインと同じく胸下の切り替えが印象的なのが「エンパイアライン」。異なる点は、切り替えからのスカートシルエットです。
ストンとストレートに落ちたスカートのシルエットはヨーロピアンな印象でナチュラルさも演出でき、背の高い方に着こなしていただけることと思います。
また、切り替えがあるといっても締め付けがないため、お腹が大きな妊婦さんのウエディングドレスとしてもお選びいただけるのです。
花冠が似合うガーデンウエディングやカジュアルなウエディングスタイルの場で、ナチュラルな雰囲気のドレスがより映えることでしょう。
・スレンダーライン
ドレスといってもスタイリッシュに着こなしたい!という方にお勧めなのが「スレンダーライン」。
その名前の通り、全体のシルエットが細身であり、上品さと高級感がバランス良いシルエットです。
ウエディングドレスは素材やデザインももちろん、スカート部分のボリューム感がゴージャスなドレスらしい印象を与えるので、体のラインに沿ったこのドレスは、シンプルな美しさ際立つドレスです。
ドレスのボリュームも抑え目なため、お店を貸し切ってのレストランウエディングや海辺のチャペルにも似合うドレスと言えるでしょう。
・マーメイドライン
一番独特なドレスのシルエットを持つ「マーメイドライン」。
人魚のようなシルエットからそう呼ばれているドレスですが、ウエストから腿まではタイトでぴったりと沿い、ひざ下からふわっと広がったラインは可憐さとエレガントさ両方兼ね備えたラインです。
体のラインが一番出るため、高身長の方や、下半身が華奢な体型の方にとても似合うドレスです。
物語の中のマーメイドに憧れていてもいなくとも、女性であれば一度は憧れるようなウエディングドレス。
体のラインが出やすいことから選ぶのには勇気がいるという新婦さんも多いようで、実際はあまり見ることがないシルエットも支持される理由です。
・スカートの丈の長さ
ここまでドレスのシルエットを紹介してきましたが、印象を決定付けるのには、もちろん他の要素もあります。
中でもドレスのスカートの丈は、全体の印象を大きく変え、似合うシチュエーションもそれぞれ異なります。
ロング丈
スタンダードに支持され続けているのは、やはりロング丈のドレス。床につくかつかないかの丈が動きやすさと全体のバランスから選ばれやすいですが、
「ロングトレーン」といった床を引きずるドレスは、装飾の美しさと格式高さを感じさせるため、チャペルウエディングでぜひ身につけていただきたいドレスと言えます。
ロング丈は、そのエレガントさがどの年齢やテイストの花嫁にも似合うことが、スタンダードである所以です。
ミニ丈
ミニ丈のドレスは若々しさとキュートさを花嫁から引き出すドレスです。
膝上丈のドレスは動きやすくもあるので、浜辺やガーデン、カジュアルなレストランウエディングにこそおすすめです。
また、シューズのデザインもよりはっきりとわかるため、一層こだわりを持って選びたいものです。
背が低い人にはよりおすすめなスカート丈です。
・袖の長さ
そしてもう一つドレスの印象を変える要素は、袖丈であるといえるでしょう。
ノースリーブ
大きく分けて三つに分けることができます。ノースリーブ、半袖丈と長袖丈をそれぞれご紹介いたします。
肩が大きくでたベアやキャミソールなどのノースリーブタイプは、鎖骨や二の腕が出るので、印象をすっきりさせたい時におすすめです。エレガンスさが強いことも特徴ですね。
半袖丈
半袖丈のドレスは、二の腕をカバーしたいといった方に選ばれるタイプです。パフスリーブやレースなど、上品さもありつつ可憐さが印象強いドレスです。
長袖丈
長袖丈のドレスは、薄手のレースで気品溢れるドラマティックな印象に。英国王室ウエディングでキャサリン妃が着用したことでも人気に火がついたタイプです。秋冬のウエディングにもおすすめの一着です。
様々なドレスの種類や要素から、自分のお好みのドレスを見つけることができますが、体型に似合うドレスラインはあくまで目安です。
着て合わせて見なければわからないのがドレスなので、試着の際の参考にしていただくことで運命の一着に出会える確率が高まることと思います。
2.ブランド別オススメドレス
さて、ウエディングドレスのシルエットの違いによる印象や、似合うシチュエーションが異なることは述べましたが、もちろんブランドのカラーによっても雰囲気が大きく異なります。
今注目のウエディングドレスブランドをピックアップしてご紹介いたします。最初は海外ブランドから3ブランドです。
・ハーディ・エイミス
シンプルながら、細部にこだわった上質なドレスが印象的なイギリスのこのブランドは、王室のドレスも手掛けるオートクチュールブランドです。
シルクが多く使われるため、素材にこだわりを持つ人に強くおすすめできるブランドです。
エリザベス女王や故ダイアナ妃のドレスメーカーということで確固たる地位も築いています。
価格帯 | 要問合せ |
住所 | 鹿児島市城山町2-23 |
電話番号 | 099-224-7834 |
HP | http://roppongi-bridal.jp/gallery/color-dress/brand/hardy-amies/ |
・プロノビアス
100年以上続く伝統あるレース専門店が手がけたこだわりのドレスが世界中で愛されているスペインのブランドです。
セレブも多く着用していることでも知られています。
どのドレスラインも美しいですが、やはりレースの装飾部分のこだわりは比類なき繊細さを感じます。
価格帯 | 要問合せ |
支店 | PRONOVIAS 青山 / 渋谷区神宮前6丁目12-20 J6フロントビル 4F PRONOVIAS 大阪 / 大阪市北区梅田2丁目17-1 桜橋御幸ビル2F |
電話番号 | PRONOVIAS 青山 / 03-3498-0040 PRONOVIAS 大阪 / 06-6344-0522 |
HP | https://www.pronovias-jp.com/ |
・トリート・ドレッシング
ニューヨーク発のこのブランドは、トラディショナルなテイストをベースに、デザインによって異なるエッセンスを詰め込んだドレスがセレブに支持されているブランドです。
繊細さの中に散りばめられた大胆さは日本人女性にも似合うドレスです。モデルの梨花さんが着用したことでも知られていますね。
価格帯 | 要問合せ |
支店 | 東京 / 東京都港区南青山5-10-2 4F 横浜 / 横浜市中区山下町36-1 バーニーズ ニューヨーク横浜店3F 長野 / 長野県長野市大門56-1 名古屋 / 名古屋市東区泉1-23-30 京都 / 京都府京都市中京区御幸町通蛸薬師下ル船屋町378 大阪 / 大阪府大阪市中央区南船場4-2-4 1・2F 神戸 / 兵庫県神戸市中央区東町113-1 大神ビル1F 福岡博多 / 福岡県福岡市博多区博多駅南1-2-15 |
電話番号 | 東京 / 03-5778-3117 横浜 / 0120-137-007 長野 / 026-238-2435 名古屋 / 052-955-1550 京都 / 075-254-7175 大阪 / 06-6241-6820 神戸 / 078-333-7535 福岡博多 / 092-482-8266 |
HP | http://www.treatdressing.jp/ttd/brand/02.html |
どのブランドもその国だけでなく、全世界で愛されるスタンダードさが花嫁を引きつけてやまないブランドばかりです。
さて、ワールドワイドなブランドのドレスは大胆で華やかな印象ですが、日本のウエディングドレスブランドからも3ブランドご紹介。
・ユミ カツラ
最近では女優の北川景子さんが長袖丈のクラシカルなドレスを着用したことも知られていますが、日本を代表する老舗ドレスブランドです。
デザインはもちろん、着物からインスパイアされたというだけあって日本人に合わせた美しさを引き出すシルエットなど、一度着用すればその魅力に浸ることができるでしょう。
素材へのこだわりも一流ながら、若い世代からも支持されているブランドです。
価格帯 | 要問合せ |
支店 | 東京本店 / 東京都港区南青山1-25-3 大阪本店 / 大阪市中央区博労町3-5-1御堂筋グランタワー1F 大阪リーガロイヤルホテル店 / 大阪市北区中之島5-3-68 リーガロイヤルホテルB1F ※その他取り扱い店舗あり |
電話番号 | 東京本店 / 03-3403-7831 大阪本店 / 06-6245-1120 大阪リーガロイヤルホテル店 / 06-4803-6788 |
HP | http://www.yumikatsura.com/ |
・シェーナ・ドゥーノ
タレントの神田うのさんが手がけるウエディングドレスブランドで、ベーシックなスタイルを持ち味としたブランドです。
繊細なカッティングや緻密にデザインされたシルエットは、スタンダードな上に美しいモダンさも併せ持っている特徴も。とてもバランスの良いドレスばかりなので、ぜひ試着を。
価格帯 | 要問合せ |
支店 | 岩手県/山形県/福島県/茨城県/栃木県/千葉県/東京都/新潟県/富山県/石川県/山梨県/岐阜県/静岡県/愛知県/三重県/滋賀県/京都府/大阪府/兵庫県/奈良県/岡山県/鳥取県/島根県/広島県/徳島県/香川県/高知県/長崎県/熊本県/宮崎県/大分県/鹿児島県/沖縄県 ショップリスト:http://www.uno-sd.com/shop/ |
電話番号 | 店舗によって断る |
HP | http://www.uno-sd.com/ |
・キヨコ ハタ
「360度、恋するドレス」をコンセプトにしたこのブランドは、纏った瞬間に高揚するような空気感が持ち味。
清楚さと可憐さはキュートなだけでなく、大人の女性への一歩を踏み出す女性のためのドレスです。
刺繍をはじめとした誰が着てもきっと馴染むドレスのディティールは、日本人ならではの繊細さで構築されています。
価格帯 | 要問合せ |
支店 | 要問合せ |
問合せフォーム | https://www.kuraudia.co.jp/kiyokohata/ |
HP | https://www.kuraudia.co.jp/kiyokohata/ |
3.ドレスの色味によって異なる印象
自分に似合う、こだわりを詰め込んだウエディングドレスを一着選ぶためには、素材やブランドに関する知識、実際に袖を通してみることで得られる経験が必要です。
もし、そこにお色直しを加えるとすれば、純白のドレス同様こだわりを詰め込んで選びたいものですね。
でもカラードレスは純白のドレスと異なり、デザインよりもその色味が印象深いことも事実。こだわりやディティールはもちろん、カラーによって与える印象の違いも大切にしたいですよね。
ここからは人気のカラーをメインにご紹介していきます。
・レッド
艶やかさと存在感で言えば一番のレッド。素材によっては難しいこの色も、サテン素材を選ぶことで高級感をプラスできます。
日常でも着ることが多いとは言えない色味のため、よりドラマティックさを求めるのであれば一択ですね。
・ピンク
可憐さを演出したいのであればイチオシのカラー。
雰囲気を和らげ、特に色白の方にはぴったりと言えるでしょう。
カラードレスの中では一番ポピュラーなカラーなので、迷ったら一度試着してみてはいかが?
・パープル
日本では着る人を選ぶ「高貴な色」として知られるパープル。大人の女性らしい色香が純白のドレスとのギャップを生む組み合わせです。
印象をガラッと変えたい時に、ぜひ手にとっていただきたいカラーです。
・水色
シンデレラのようなプリンセス感溢れるこのカラーは、肌馴染みが良い日本人に似合います。
デザインによって、キュートにもエレガントにも表情を変え、季節を選ばないことでも人気が高いカラーなのです。
・ブルー
深みのあるロイヤルブルーは落ち着いた華やかさを花嫁に与えるカラー。
落ち着いた色味でもハッと目を引くインパクトは、他の色では感じられない独特の個性を纏います。
まだまだカラードレスの中では珍しいカラーなので、人とかぶる心配がない点でもオススメです。
・マルチカラー
様々な色味のチュールなどを取り入れたこのカラードレスは、鮮やかさと目を奪うインパクトが柔らかくも忘れられない式を演出してくれることと思います。
花びらをドレスに散りばめたデザインも結婚式にふさわしい愛らしさです。
カラードレスは、色味の豊富さから選ぶのに時間がかかってしまいがちですが、ブランドに絞って探してみることも一つ。
「M/mika ninagawa」は、鮮やかな彩色が印象的な写真家の蜷川実花さんが手がけたウエディングドレスブランドで、カラードレスを選ぶ際には外せないブランドです。
一目でその世界観に引き込む彼女の作品のように、誰の目にも忘れられない一瞬を演出できることでしょう。
純白のドレスも、カラードレスも、一番自分に似合うもので「式」をより特別なものにしたいですよね。
たくさんの選択肢がありますが、自分らしさと、特には客観的な意見をすり合わせることで、世界一素敵な花嫁のためのドレスが見つかること間違いなし。
試着はもちろん、いろんなブランドを知ることで、あなたの「一番」を見つけてくださいね!
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