膨大な費用がかかる結婚式。
とはいうものの、最初の見積りが意外と安くて驚いた経験があるという方も多いのでは?
でも・・・噂にある通り、最初の見積りから思いっきり費用が上がるのが結婚式の闇というもの。
実際とのくらい見積りが上がるのかって、すごく気になりますよね。
そこで今回は、今年式を挙げた卒花の筆者が、実際の式場の見積書を大公開していきます!
東京エリアの平均金額くらいにはなっているので、結婚式を控えている方や、これからブライダルフェアの参加を検討されている方などは参考にしてみてくださいね。
ブライダルフェアに参加したときのリアル見積書を大公開!
こちらは、ブライダルフェアに参加した際の“最初の見積書”になります。
7月上旬、40名の予定で見積りを出してもらいました。
式場は、東京駅から徒歩5、6分のビル内にあるゲストハウス。
画像を見て分かる通り、かなり特典を付けてもらっていて新郎新婦自己負担額が29,088円になっています。
今思うとかなり現実的ではない金額ですが、このころは初めてのブライダルフェア参加だったため、
「結婚式って意外と安く挙げられるんだ。これなら今すぐ契約しちゃってもいいかも!」
とついつい思ってしまったのを覚えています。
特に結婚式に対する知識が浅いと、この見積もりで信じてしまうのも無理はありません。
ブライダルフェア特典はどのくらいつけてもらった?
ブライダルフェア特典とは、初回来館時に契約をするとつけてもらえる特典です。
実際に私がつけてもらったフェア特典は以下の3点になります。
- ・ウェディングドレス 194,400円
- ・タキシード 86,400円
- ・新婦衣裳持込保管料 54,000円
主に衣装特典ですね。
お得な特典ですが、実際一番安い衣装プランの特典になっているので、この特典がつかなくなってしまうから今すぐ契約しなきゃ!と、焦る必要はありません!
実際のところ、一番安い衣装は種類も少ないため、確実にこの特典から値段が上がると思っていいです。
人気のない日取りを選ぶとシーズン特典がお得!
私は、夏に結婚式を挙げる予定で見積りを出してもらったので、シーズン特典をかなりつけてもらえました。
シーズン特典は式場によって異なりますが、12~2月の冬、7~8月の夏は、どの式場も料金が安めに設定されています。
実際につけてもらったシーズン特典は以下になります。
- ・メインテーブルフラワー 54,000円
- ・ゲストテーブルフラワー 32,400円
- ・ウェディングブーケ・ブートニア 32,400円
- ・チャペルプラン 64,800円
- ・ヘアメイク 71,280円
- ・アテンド 24,840円
- ・司会者 75,600円
- ・音響 75,600円
- ・テーブルコーディネート 21,600円
- 合計……452,520円
シーズン特典に関しては、結構つけてもらった方だと思います。
各種それぞれ一番安いプランの特典になりますが、シーズン特典だけで45万円はだいぶお得ですよね。
ここからプランアップなどで確実に料金は上がっていきますが、どちらにせよ45万円分は得点として引かれるのでお得であることに変わりはありません。
特に時期のこだわりがないなら、冬や夏のオフシーズンを狙ってみるのも良いでしょう。
その他の特典は?
特典に関しては式場によって全く異なるため、ハッキリしたことは言えないのですが、私たちは上記の特典の他に、
・お車代サポート特典 22万円
・応援特典 12万円
をつけてもらえました。
費用をできるだけ抑えたいのであれば、いろいろな式場を回ってみて特典が多い式場を選ぶと良いかもしれません。
実際に見積りはどのくらい上がった?驚きの結果に!
冒頭でもお話しした通り、最初に出してもらった見積もり通りの金額で結婚式を挙げられる人はかなり稀です。
確実と言っていいほど見積もりの値段は上がると思っていいでしょう。
では、実際に打ち合わせを重ねていく中で、どのくらい見積りが上がったのでしょうか?
こちらは最終見積りではありませんが、式の2か月前に出してもらった中間地点の見積書になります。
最初の見積りとは少し形式が違うので分かりづらいのですが、総額を確認してみると一目瞭然ですね!
最初の見積り……2,529,244円
中間の見積り……2,997,993円
この通り、約46万円上がっていることが分かります。
ちなみに、私はドレスを別のショップで購入したため、ドレス料金や小物料金が含まれていません。
式場提携のドレスショップでレンタルしていた場合、ここから+50万円くらいになっていたので、実質、最初の見積りより100万円上がっている計算になります。
最初の見積りでの新郎新婦自己負担額は2万円くらいでしたが、ここが実質100万円になったということ!!
実際に、結婚式の自己負担額は最終的に100~150万円前後になりました。
見積りで金額が上がった項目はどこ?詳しく解説!
実際、どの項目の金額がそこまで上がって、100万円もの差がでたのでしょうか?
節約のアドバイスを踏まえながら、ひとつひとつ詳しく解説していきますので最後までチェックしてみてくださいね。
【料理】
まず、圧倒的に金額が跳ね上がったのは、お料理。
人数を40人から55人に増やした関係性もありますが、かなり金額が跳ね上がりました。
コースのお料理に関しては、最初の見積りでは一番安いコースの14,040円でしたが、最終的には18,360円にランクアップ。
これだけでも、合計金額が約40万円も上がっています。
また、デザートビュッフェをつけた関係で、こちらも+10万円。
お料理だけでも最初の見積もりから50万円も差が出ました。
ウェディングケーキ
ケーキに関しても最初の見積りでは一番安いプランで組み込まれていました。
この値段は1段のシンプルなウェディングケーキのプランになっているようです。
ケーキは2段にしてこだわったデザインにしたかったため、ここでも+10万円。
ただ、この部分はシンプルなケーキにすれば、節約できた部分でもありました。
あまりこだわりがなければシンプルなデザインのケーキにすれば費用を抑えることができるでしょう。
ドリンク
フリードリンクの金額は変わりませんが、プラン内に
- ・ビール
- ・白赤ワイン
- ・ウィスキー
- ・ウーロン茶
- ・オレンジジュース
- ・ウェルカムドリンク
しか含まれていなかったので、一人324円で各種カクテルを追加しました。
そして、一番最初の見積りでは、乾杯酒の記載がありませんでしたが、最終的には8,100円のスパークリングワインが乾杯酒用として追加されています。
☆Point☆
最初の見積りでは、お料理は一番安いプランになっており、乾杯酒や追加のカクテルなどが含まれていません。
おそらく、安く・お得に見せるための式場側の戦術です。
一番安いプランでは、100%物足りないので、できれば最初の見積りの段階で、
- ・お料理のランクアップ
- ・カクテル、乾杯酒の追加
を必ず行いましょう。
挙式
挙式に関しては、最初は“人前式”で安いプランになっていましたが、“キリスト教式”に変更したため、+3万円に。
ただし、最初から応援特典として12万円割引されていたので、挙式自体は7万円ほどになりました。
☆Point☆
挙式に関しては、自分たちの好みです。
こだわりがない方は、一番リーズナブルな金額の人前式を選ぶのをおすすめします。
ちなみに、私の式場ではキリスト教を選ぶと、
- ・牧師
- ・オルガンと聖歌隊の生演奏
が追加されました。
そう考えると、人前式からキリスト教式への+3万円の差額は安い方なのかもしれませんね。
最初の見積りの際までに、自分たちの理想の挙式を考えておくと良いと思います。
装花
金額が上がりやすいと言われている装花。
一番安いプランでは会場装飾が寂しくなりすぎてしまうので、こちらも確実に上がる部分だと思っていいでしょう。
私たちも案の定、かなり金額が跳ね上がってしまいました。
【ブーケ持ち込み料】
ブーケの持ち込み料がかかるとは知らされていませんでしたが、どうしても持ち込みたいものがあったので泣く泣く持ち込み料を払う事に。+1万円。
【カラーブーケ・ブートニア】
こちらはもともとシーズン特典で無料になっていたので、無料の範囲のデザインを選びました。実質無料。
もう少し豪華なものや凝ったものにしたければ、少し高くなります。
【トス用ブーケ】
トス用のブーケって別途で料金が発生するんですね。最初は分からなかったので見積りに入れてませんでした。
新郎側もゲーム感覚でブロッコリートスを行いたかったため、結果的に+14,000円に。
【チャペルプラン】
もともとシーズン特典で6万円分の割引がついていましたが、あまりにも寂しすぎるプランだったため、1ランクアップすることに。
結果、+2万円に。
【フラワーシャワー】
最初の見積りには入れていませんでしたが、フラワーシャワーはやりたかったので追加することに。
少しでも節約したかったため、手作りのリボンを持ち込んでリボンシャワー×フラワーシャワーをすることにしました。
1人324円×20人分=6千円がプラスに。
【メインテーブル】
もともとシーズン特典で5万円分の割引がついていましたが、こちらの金額ではあまりにも寂しい仕上がりになるため、ランクアップすることに。
8~10万円ほどでなければ、豪華なメインテーブルは作れないそうです。
【ゲストテーブルフラワー】
メインテーブルと同様、割引内での金額では寂しい仕上がりになるため、こちらもランクアップすることに。
1卓5,400円から9,700円に変更しました。
【バンケットプラン】
最初の見積りには含まれていない項目ですが、
- ・高砂の後ろ
- ・ケーキ台
- ・ケーキ入刀のナイフ
- ・マイク
- ・グラスに装花を飾るプランです。
これだけで+7万円。そこまで華やかではありませんがこの金額です。正直かなり痛手です・・・。
☆Pointo☆
装花に関しては、最初の見積りからかなり上がると思ってください!
大体、最初の見積りには一番安いプランの装花が適用されています。
正直言って、悪意があるくらいに一番安いプランは本当にショボいです。
トス用ブーケやフラワーシャワー、その他の会場装飾など、もともと最初の見積りに含んでいないプランもたくさんあります。
もし、最初と最終の見積りに差をつけたくないのであれば、最初の段階で、少しランクアップした装花の金額を提示してもらうようにしましょう。
また、装花の華やかさなどは式場によってもかなり異なります。
ブライダルフェアの段階で実際の装花のプランを見せてもらうのもひとつの方法かもしれません!
美容
ヘアメイクやヘアメイクリハーサル、アテンドなどの美容系は、特に金額が跳ね上がった!ということはないのですが、挙式から披露宴への“ドレス・ヘアメイクチェンジ”に別途で料金がかかるということは後から知りました。
もともと、振袖を着付けて着用する“和ドレス”を行う予定だったのですが、それをなくした関係で結果的に-5万円に。
☆Point☆
美容代に関しては、最初の見積りにヘアメイクリハーサル代やドレスチェンジ・ヘアメイクチェンジ料が含まれていないことがあります。
式場によってこのあたりの料金がかかるか・かからないか、また費用も異なるので、最初の見積りの段階で確認しておくと良いでしょう。
写真・ビデオ
写真やビデオに関しては、式場で手配するとかなり高くつくということを知っていたので、もともと別の業者にお願いする予定でした。
しかし、一番安いプランですが特典として無料でつけてくれるとのことだったので、こちらはお願いすることに。
ただし、やはり一番安いプランなので、
- ・カット数が少ない
- ・控室からのメイクシーンが撮影できない
など、納得のいかない部分が多かったため、別のカメラマン業者を持ち込みすることにしました。
ちなみに、私がお願いしたアルバムのプランは13万円で200カットでしたが、倍の400カットに変更する場合は35万円まで上がってしまうようです。
☆Point☆
写真やビデオに関しては、式場で注文する場合、かなり高くなります。
ここを節約したいのであれば、別のカメラマン業者にお願いしましょう。
ちなみに私は、「私たちの結婚式」というカメラマン業者に依頼をしました。
DVD撮影は式場の特典でついていたので、写真撮影と当日撮影エンドロールをお願いすることに。
写真撮影は59,000円で500カット以上、当日撮影エンドロールは98,000円と格安。
式場でランクアップしていた場合、写真撮影が+20万円、当日撮影エンドロールが+14万円になっていたので、実質18万円も節約することができました!
わたしたちの結婚式は、持ち込みカメラマンの業界でもかなり安い方だと思います。
また、私たちは共働きなので、問い合わせ対応が24時間対応なのも嬉しかったポイント。
カメラマンの質もよく、本当に綺麗に&楽しく撮影していただいたので、お願いしてよかったです。
ちなみに、私の式場はカメラマンの持ち込みがNGとなっていましたが、友人として参加してくれたので助かりました。
友人枠で参加してくれれば持ち込み料のかかる式場でも節約ができますね♪
もし、式場のカメラマンが高すぎて悩んでいる・・・という方がいましたら、持ち込みカメラマンを検討してみてはいかがでしょうか?
まとめ
今回は、東京で結婚式を挙げた卒花が、実際の見積書を大公開していきました!
式場側は、安く・お得に見せたいため、最初の見積りの段階ではかなり安めに見積もって提示してきます。
でも、最初の段階の安い見積りでは満足できないプランばかり。
最初と最終の見積りでいかに差をつけないようにするためには、料理や装花、カメラマンなどの金額がアップしやすいような項目は、あらかじめ高いプランで最初から見積もりを提示してもらいましょう。
また、それぞれの節約のポイントも一緒に紹介したので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
一生に一度のあなたの結婚式。満足の行くものになりますように・・・♪