ブライダルフェア 持ち物と撮影ポイントまとめ
ブライダルフェアとは、結婚式を考えているカップルやその家族のために、結婚式場が主催するウエディングイベントのことで、結婚式場選びに役立つ内容が詰まっています。
(ちなみに〈式場見学〉は、施設をひととおり見て回る「見学・下見」のためのものです。)
ブライダルフェアに参加すると、結婚式について色々知ることが出来ます。
人気があるのは、婚礼料理の試食やドレスの試着・模擬挙式など、リアルな結婚式を体験できるイベントです。
特に婚礼料理の試食は、実際のコースさながらの料理を食べられるケースも多く、ブライダルフェアの目玉として実施している結婚式場も少なくありません。
ドレスの試着は写真撮影と組み合わせて行われ、結婚式を申し込む前から花嫁衣裳を着られるとだけあって高い人気があります。
一般的に多くの人数を集めて行われる大規模なブライダルフェアのメインイベントとして模擬挙式や模擬披露宴が行われ、演出など実際に行っている様子を見られるため、結婚式の全体像をイメージできるでしょう。
ブライダルフェアの料金は基本的に無料です。
婚礼料理の試食などでは料金が発生することもありますが、かかっても2000円程度です。有料であってもフルコースの婚礼料理が食べられるなど内容が充実していることが多く、実際にはかなりお得度が高いです。
事前準備
どの式場のブライダルフェアに参加するか決める際に、必ず二人で話し合っておきたいポイントがあります。
・結婚式の時期、日取り候補、場所
すでに入籍済みのカップルや、婚約中のカップルは、結婚式のおおまかな時期を決めておきましょう。
具体的な日取り候補が決まっていれば一番いいですが、「来年の夏くらい」などの時期だけでも決めておくとスムーズです。ちなみに結婚式は、繁忙期と閑散期があり、費用に数十万円もの差がでることもあります。
また、結婚式を行う場所も大事です。下記のゲストとの関係もありますが、どちらかの地元で行うのか、今住んでいる場所で行うのか、などは考えどころです。
・招待したいゲストの人数
会場のキャパと関係してくるので、結婚式をだいたいどのくらいの規模で行いたいか、を話し合っておきましょう。会社関係者や友人もたくさん呼んで大規模でやりたいのか、家族や親族のみの少人数がいいのか、会場選びも見積額も全く異なってきます。
人数がはっきりわからない場合は、最大の人数で見積もっておくのが良いです。
・結婚式の予算
結婚式にどの程度の予算をかけられるかを、二人でしっかり確認し、価値観を合わせておきましょう。
・挙式&披露宴演出のイメージ
結婚式そのものに関する、テーマやコンセプトをイメージしておきましょう。
挙式スタイル(教会式、人前式、神前式)が違うだけでも見に行く式場は変わってきます。
カジュアルなのかフォーマルなのか、「アットホームな式にしたい!」のか思いつくままに書き出してみるのもおすすめです。
詳しくはこちらの記事()をご覧ください。
ブライダルフェアの参加方法
上記のように二人で話し合ったら、参加する式場のブライダルフェアの日程を確認します。
(もし決まらない項目があっても、ブライダルフェアに参加することでイメージが固まっていくこともあるので、大体のことが話し合えたら一度参加してみるのもいいですよ。)
ブライダルフェアの開催は、土日祝日に集中する傾向があります。
模擬挙式や模擬披露宴などが行われる大規模なブライダルフェアは、土日祝日の大安、友引以外の日に行われることが多く、複数の結婚式場で開催日がかぶってしまうことも少なくありませんので、気を付けて下さい。
そしてブライダルフェアは予約制のところが多いため、事前に予約を入れてから訪れることをおすすめします。
婚礼料理の試食やドレス試着など、人気のあるイベントが行われるブライダルフェアは予約も早くに埋まってしまいます。余裕を持って早めに予約を入れましょう。
予約は、結婚式場に直接申し込む方法と、インターネットで結婚式場の紹介サイトから申し込む方法、結婚相談カウンターがある店舗で申し込む方法があります。どの方法でも、ブライダルフェア当日の対応などに違いはありません。
しかし、実際に結婚式を行うとなった場合には、予約方法によって受けられる特典が異なることがあります。特典の内容もチェックしてから申し込むといいでしょう。
ここで注意!
ブライダルフェアは大規模であればあるほど、各イベントが行われる時刻が決まっています。
たとえば、見学会と相談会は終日、婚礼料理の試食は12~14時、ドレス試着は11~16時、模擬挙式は13時~といった具合です。これらすべてのイベントを制覇しようと思ったら、2~3時間では事足りません。
場合によっては、1カ所で丸1日を要してしまうこともあるでしょう。そのため、どのイベントに参加したいのか、移動時間はどのくらいかかるのかなども考慮して当日のスケジュールを組む必要があります。
ブライダルフェアのかけもちを考えている人は、特に注意が必要です。単純に、午前・午後と時間刻みでスケジュールを組むと、目的のイベントに参加できない可能性も出てきます。
なかでも、人気のある婚礼料理の試食は提供時刻がかなり固定されており、来た人から順に提供するケースは多くありません。少なくとも前後に1時間程度のズレを見越し、スケジュールにゆとりを持って参加しましょう。
ブライダルフェア参加時の持ち物
それでは次にブライダルフェア参加時の持ち物について、最低限必要なものをご紹介します。
・カメラ
会場の雰囲気を後から見返したり、他の式場と比較する場合に備えて、デジカメを持っていくことをオススメします。スマホのカメラ機能でも、操作に慣れている方であれば十分ですが、デジカメであれば咄嗟の場面でもすぐに撮影でき、重宝します。
・大きめのカバン
ブライダルフェアに参加すると、式場のパンフレットや見積り書、時には来場記念ギフトをもらうことがあるので、帰りの際は大荷物になりがちです。カバンはA4サイズの資料が収まる大きめのものを持っていきましょう。
・メモ・筆記用具
ブライダルフェア中に感じたことや、プランナーさんが教えてくれた情報など、些細なことでも随時メモできるよう、メモと筆記用具は是非持参しましょう。
また事前にプランナーさんに聞きたいことリストをまとめておくと、聞き忘れがなくなるのでオススメです。
・歩きやすい靴
ブライダルフェアは会場見学がメインのイベントとなります。
階段を上ってチャペルに行ったり、ロビーや待合室などを見学したりと、ブライダルフェア中は意外と会場内を歩き回ります。フェアによっては半日以上かかる長丁場のものもあるでしょう。そのため歩きやすい靴を選びましょう。
・その他あると便利なもの
・靴下・ストッキング
ドレスやタキシードなどの試着付きのブライダルフェアの場合、男性であれば靴下を、女性の場合はストッキングの着用が必要です。
・肩紐のない下着(ベアトップブラ)
女性の場合ですが、ドレスは肩や背中を露出するタイプのものが多いので、ドレスを試着時に下着の肩紐が見えないよう、肩紐を取り外しできるタイプのものや、ベアトップブラやベアトップタイプのペチコートやキャミソールを着ていくと良いでしょう。
なお、試着の際はコーディネーターさんが手伝ってくれるので、下着を見られる可能性もあります。見られても恥ずかしくないものを着て行きましょう。
・ヘアゴム・ヘアクリップ
これも女性の場合ですが、ドレス試着の時に、髪の毛が邪魔にならないよう自分でさっと髪をまとめられる、ヘアゴムやヘアクリップなどがあると便利です。
・携帯スリッパ
試着の際に脱いだり履いたりするのが大変なブーツは、避けるのがベターですが、天候や服装の都合などでブーツを履いていく場合は、おしゃれな携帯スリッパを持参すると便利です。
・ウェットティッシュ
料理試食の際、紙エプロンを着用するケースも多いですが、万が一食べこぼしをしても良いように、即座に拭くことのできるウェットティッシュを持っていくと良いでしょう。
・電卓
ブライダルフェアに参加すると、プランナーさんから概算の見積金額を提示されるケースがほとんどです。その際に自分できちんと確認するためにも、電卓は持っていくと便利です。
まあスマホの電卓アプリでもいいのです。
・モバイルバッテリー
カメラ、メモ、電卓など、様々な場面でスマホを利用する場合は、充電の減りに注意が必要です。そのためにもモバイルバッテリーを準備しておくと、当日安心できるでしょう。
持ち物としてはこんな感じです。
服装の注意点としてブライダルフェアでは、普段着でも構わないのですが、会場内を歩き回るため、着たり脱いだりしやすい上着を準備しておくと気軽に体温調節ができて便利です。また会場内は冷暖房がよく効いているケースも多いので、温度に敏感な方は持っていくことをオススメします。
またなるべく荷物にならないよう、かさばりにくいものや、たたんでもシワになりにくい上着を選ぶのもポイントです。ドレスの試着会がある場合は、前ボタンがある服を選んでおくとメイク崩れを防ぐことができますし、着替えも楽になります。
また普段メガネの方でも、ドレス試着をする場合はコンタクトレンズのほうがいいかもしれません。
当日に撮影しておくべきポイント!
ブライダルフェアに参加したらしっかり情報を記録に残しておきたいですよね!
見学時の写真や動画撮影はほとんどの会場で可能です。後で他の式場との見比べや、記憶があいまいにならないようここの式場はこうだった、と思い返せるようどんどん撮影しましょう!
ですが、会場によっては教会内は撮影NGだったり、独自のルールがあることもあるので、まずはじめに案内してくれるプランナーさんに確認しておきましょう。
また他の人はなるべく画面に入れないように撮影したいのですが、自分たちは映しておくと大きさの比較対象にしやすいです。挙式会場など、バージンロードに後ろ姿の人が立っているだけでもチャペルの大きさが実感しやすいと思います。
では残しておくべき撮影ポイントとは・・・
・外観
式場に到着した時に、まず外観を一枚写真におさめておきましょう。
ゲストが最初に目にする外観の印象はとても大事です。ゲスト目線になってみてどう感じるか、写真越しにはどう見えるか、しっかり写真映えするかを確認しておきましょう。
・エントランス・ロビー
ゲストを一番最初に迎える場所がエントランス・ロビー。
他会場とも比べたいですね。またウェルカムスペースもあれば、しっかり撮影しましょう。
結婚式当日は、式場のロビーで少しお待ちいただくこともありますし、全ての人たちが目にするのがこのエントランスやロビーのあたりですので、必ず写真に残しておきましょう。
・展示物
センスの良い展示物があるかなども大事なポイント!
結婚式のオシャレ度がアップするので展示物はアイディアごと写真に残しておきましょう。
・挙式会場までの通路
結婚式当日に、一番緊張するのは恐らく結婚式ではないでしょうか。
当日の新郎新婦は、その挙式会場までの道のりを一歩一歩かみしめながら歩いていきます。万が一その通路が、なんとなく落ち着かないような雰囲気だったり、現実感を感じさせるようなものであれば、あまり良くありません。挙式会場へと続く道は、意外と重要なポイントなのです。しっかり撮りましょう。
・挙式・披露宴全体
ゲスト目線だとどう見えるのか確認できます。
事前に全体を撮っておくと後から比較しやすくなるのでオススメです。
チャペルでは
1. 扉を開けてまっすぐバージンロードの先に祭壇を望むショット
まずチャペルに通されたら、扉の前に立ちます。そして、扉が開かれるとそこからまっすぐに伸びたバージンロード、その先には祭壇があるのですが、まずはここで1枚撮っておきましょう。これこそがチャペルの全体像ですから、これは必ず撮っておかなければなりません。
バージンロードの見え方、距離感を、後から振り返ることができるように写真にきちんと残しておきましょう。
2. ゲストが座るベンチに座って祭壇を望むショット
実際にゲスト席に座ってみること自体がまず重要で、ゲストからお二人がどのように見えているのかは、必ずゲスト目線で見ておかなければなりません。ここで記憶に残すために、何枚か撮影しておくことを忘れないようにしてくださいね。
3. 祭壇側からゲスト側の方向を見るショット
一番前までバージンロードを歩いていくと、今度は祭壇側からゲスト側を望むアングルでチャペルを見渡すことができます。祭壇の前に立って、ゲストの方を見た時にどう見えるかもとても重要です。
ゲストとの距離感・式場の大きさなどを確認して下さい。
披露宴会場では
1. 会場全体の写真(なるべく引きで撮る)
バンケット会場はそれなりに広さがあります。ここをなるべく会場の隅から全体を含める形でのショットを一枚撮っておいてください。
これは何のためかというと、広さを確認するためです。つまり、ブライダルフェアの時にはある程度の円卓が置かれていることと思うのですが、ここで円卓がいくつセットされていてその時の広さがどうなのかということを確認するためなのです。
2. 新郎新婦席から会場を見渡すショット
前方に、新郎新婦用の席があるのが通常の結婚披露宴用のセッティングですが、この新郎新婦席から全体がどう見えるかも重要ですよね。新郎新婦は当日はほぼこの席にずっといるわけですから、そこから見渡した時に、きちんと全体が末席(親御様のお席)まで見えていないのは良くありません。
実際に新郎新婦席に座ってみて、そこから見える様子を写真に残しておきましょう。
3. 一番後方の円卓に座って、新郎新婦のいる会場前方を撮影
披露宴会場の一番後方、両端の円卓に座ってもらうのは、お二人のご家族です。
ご家族の席は一番末席と言われる、要は新郎新婦のいる前方から離れた場所になってしまいます。この位置からお二人の姿がどう見えるかも確認しておくべきでしょう。
・会場コーディネート
当日のコーディネートの参考にもなるので会場コーディネートはしっかりチェック!
写真に残しておくと、自分たちの式の時に理想を伝えやすかったり、コーディネートしてくれる方とも上手にコミュニケーションが取れるのでオススメです。
・演出
演出のコンテンツは会場によって様々なので、忘れないように写真や動画に残して下さい!
特に動画というのは案外自分の目線で自分が動くように撮影していくので、雰囲気が分かりやすく、後で見返すときにも便利です。
・料理
ゲストをおもてなしする上でとっても重要なのが料理!
ですが料理って式場によって本当に様々です…。しっかり写真におさめて、検討材料にしましょう。
・試着姿
どんなデザインが好きでどの形が似合うかなどしっかりチェックし、写真に残しておきましょう。
また当日着るドレスを決めていけるのは早くても式の4か月前からという会場がほとんどで、それまでは試着が出来ません。ドレスを着れる貴重な機会と言えるでしょう。
後から式場を検討しようと思った時には、写真で見比べることになります。
だからこそ、ブライダルフェアに参加した時にどのような写真を残しておくかという点は非常に重要なのです。
どうしても新郎新婦目線で、式場やチャペルの雰囲気さえ分かれば良いと思いがちなのですが、それではゲストのためのことを見落としてしまうかもしれません。
お二人の結婚式を楽しみに来てくださるゲストにも、満足してもらえるような式場に決めたいですよね。ポイントを押さえた式場撮影をしておくことで、ゲストも満足、お二人にもピッタリの式場を決定することができるでしょう。
まとめ
いかがでしたか?
ブライダルフェアに参加するメリットはたくさんあります。
結婚式は、ブライダルフェアに参加しなくてももちろん行うことができます。
結婚情報誌にもインターネットにも、結婚式の情報は限りなくあふれています。しかし、もっとも確実なのは自分自身の目で確かめることです。
ブライダルフェアに参加すると、結婚式場の雰囲気やスタッフの対応・料理の味なども確認できます。いずれも「良い結婚式」には欠かせない重要な要素です。ゲストへのおもてなしに直接かかわる部分ですから、自分たちで体験し、しっかり判断してください。
ブライダルフェアに参加した後、気に入った会場の式場見学に行って、プランナーさんにじっくり相談するのがオススメです。
またブライダルフェアは会場側が主催するので、あらかじめ日程が決められていますが、式場見学は2人の都合に合わせて、曜日と時間を設定できます。見学時間は、平日の仕事帰りの時間帯などでも大丈夫!
見学とプランナーさんへの見積もり相談がメインなので、所要時間は大体1時間程度と短め。プランナーさんとじっくり相談できます。
せっかく挙げる結婚式。
ぜひ積極的にブライダルフェアへ参加して、理想を叶えてくれる式場を見つけて下さい。