企業イベントやセミナーを開催する際、ビデオや動画として様子を撮影しておくことで、今後の企業活動へさまざまなメリットがあります。
撮影業者へ依頼をするのもひとつですが、経費削減のため、社内のスタッフが撮影をする…という企業も少なくないはず。
企業イベントやセミナーでの撮影のコツやポイントを紹介していきたいと思います。
弊社のプロのカメラマンがコツやポイントを伝授しますので、ぜひ最後までチェックしてくださいね。
企業イベントやセミナーの撮影で必要な機材一覧
当たり前のことですが、企業イベントやセミナーの動画や写真を撮影する場合、カメラを中心とした機材が必要になります。
良い動画や写真を残すためには、まず最初に必ず機材を一式揃えましょう。
撮影業者に依頼する場合は必要ありませんが、今後も自分達で撮影をする機会がある場合は、できるだけ良い物を揃えるのが無難でしょう。
メーカーや種類にもよりますが、安ければ一式10~30万円前後で揃えることができます。
もちろん経費になりますので節税対策にも効果的です。
カメラ
ビデオ撮影だけであればカメラは必要ありませんが、写真撮影も合同で行う場合は用意しましょう。
画質にこだわるなら一眼レフカメラが無難ですが、今ではミラーレスカメラやデジタルカメラでも十分に良い写真を残すことができます。
今後も使う機会が多くなると思うので、社内でよく話し合って納得いくものを購入しましょう。
ビデオカメラ
これがなければ始まりません。業者が使用しているような大きなビデオカメラでももちろんいいのですが、利用方法が難しかったり、専門的な知識が必要になったりするので、基本的には家庭用のビデオカメラで問題ないと思います。
後から編集をすることも可能なのでそこまで心配する必要はありません。
もちろん、良い動画を残したいのであればそれ相応のビデオカメラを選びましょう。
ワイヤレスマイクロホン
企業イベントやセミナーとなると、映像にばかり気を取られてしまいがちですが、良い動画を残したいのであれば音声にも気を配る必要があります。
例えば、会場全体を写すように講師を撮影した場合、会場の中のさまざまな音が混ざり、講師が話している内容が上手く聞き取れない動画になってしまうことがあるので注意が必要です。
そこで必要になるのが、ワイヤレスマイク。
カメラとスピーカーに距離がある場合でも、カメラのマイク端子とワイヤレスマイクをつなげることで、綺麗な音声を録ることができます。
マイクロホン
ワイヤレスマイクは大きめのものが多いため、講師の胸に付けたりポケットに入れたりすると邪魔になってしまいます。
もちろんそのままでも綺麗な音声を録音することができますが、マイク端子から小型のマイクロホンへ接続して使用するのが一般的です。
その方が講師の見栄えも綺麗になりますし、3,000円前後で購入できるので用意しておいた方が何かと便利です。
三脚
スタッフの手で持って撮影することも可能ですが、どうしても手振れが起こり見づらい動画になってしまうため、三脚は必ず揃えてください。
三脚を選ぶポイントとしては、できるだけ高い位置に固定できる物を選ぶこと。
カメラの位置が低くなる三脚を選んでしまうと、参加者の頭が映り込み、見づらい動画になってしまうことがあります。
140~150cm前後まで伸びる三脚を用意するのが理想的です。
その他にあったら便利なもの
小規模な企業イベントやセミナーであれば上記の機材があれば基本的には問題ありませんが、心配であれば下記のアイテムも揃えておくと良いでしょう。
- ・カメラバッテリー
- ・ACアダプター
- ・SDカード
- ・延長コード
- ・養生テープ
- ・USB-Cハブ
企業イベント・セミナーのおすすめ撮影パターン3つ
企業イベントやセミナーを動画として撮影する場合、3つのパターンが主な方法になっています。
3つのうちどのパターンが最適なのか、しっかり選んだ上で撮影に挑みましょう。
①後ろから会場全体を撮影するパターン
最も一般的な撮影方法です。
会場の後ろから全体を映すような撮影になるため、映像が単調になりやすいのはデメリットですが、一番シンプルでわかりやすい撮影方法になります。
もう少し撮影に色を付けたい場合は、ビデオカメラが2台必要になりますが、講師の顔をアップにした映像も合わせて撮影すると良いでしょう。
②教育テレビ風に撮影するパターン
その名の通り、教育ビデオのように撮影する方法です。
真っ白な背景の前に講師が立ち、背景と講師を映しながら撮影して、後から背景の白い部分に喋っている内容を文字で表示するなどの加工を行います。
撮影だけではなく編集など多少専門的な知識が必要になりますが、最も味のある動画に仕上がります。
③自分撮りで撮影するパターン
こちらは、参加者を呼び込むタイプのセミナーではなく、ネット上で映像をアップしたり映像中継したりするスタイルのセミナーの撮影方法になります。
机の上にカメラを置き、レンズに向かって喋るように撮影します。
企業イベントやセミナーの動画撮影の7つのポイント・コツ
次に、動画撮影のポイントやコツを伝授していきます。
良い映像を残すためにもポイントやコツはしっかり押さえておきましょう。
①会場全体を撮影する据え置きカメラを用意する
セミナー全体の流れを記録として撮影するために、会場全体が映るよう据え置きのカメラを用意すると良いでしょう。
客席、プレゼンテーションの画面、講師、全てが映る状態にセッティングし、三脚に固定したままにします。
録画ボタンを押せば良いだけなので、常時カメラマンは必要ありません。
参加者の後頭部が必要以上に映り込まないよう、参加者が着席してからセッティングを行いましょう。
②講師を追いかけて撮影するカメラマンを用意する
会場全体の流れが取れればひとまずは記録用として残せますが、撮影した動画をを広告用やダイジェスト用などに使用する場合は、講師の顔がしっかり分かる映像も残しておくと良いでしょう。
望遠撮影ができるビデオカメラを三脚に設置し、1人カメラマンを用意して講師の顔と表情をしっかり残せるように撮影してください。
後々編集や加工をする際に必要になる映像です。
③カメラマンは2人用意すると良い
1人でも十分に回すことはできますが、固定用のカメラにもできれば見張り用のスタッフを用意しておくことをおすすめします。
なんらかの理由でビデオカメラが停止してしまったり、席を外そうとした参加者がコードに足を引っかけてカメラを倒してしまったりする…などの可能性もあるので、このような事件も想定して見張り用のスタッフを用意しましょう。
④カメラは常に電源に繋いでおく
収録中にカメラのバッテリーが落ちてしまうこともあります。
電源が切れてしまっては台無しになってしまうので、収録中は必ずACケーブルに繋ぎ充電をしながら撮影をしましょう。
会場が広い場合はコンセントまで距離が遠いこともあるので、延長ケーブルをいくつか用意しておくと便利です。
⑤ビデオカメラは長時間録画に対応した機種を選ぶ
ビデオカメラを購入する前のポイントになりますが、セミナーの時間に合わせて、ビデオカメラは長時間録画ができる機種を選びましょう。
中には、数十分しか録画できないようなカメラのモデルもあります。
例えば、一眼レフカメラはビデオの撮影も可能ですが、29分59秒までの映像しか撮影ができないので要注意です。
⑥あらかじめ会場の下見を行っておく
企業イベントやセミナーの動画を上手に撮影するためには、まず開催される前に会場の下見を行いましょう。
プロジェクターやスクリーンの位置、講師の立ち位置、カメラの位置など、当日のために考える必要があります。
コンセントの位置やマイクの音量の確認もしっかり行っておきましょう。
⑦カメラの設定はオート機能がおすすめ
ビデオカメラには、明るさや音量レベル、フォーカス、ホワイトバランスなど、さまざまな設定があります。
プロであれば、会場の明るさや広さによって設定をすることで綺麗な映像を残すことができますが、素人が設定するのは難しいですし、失敗してしまうリスクが高いです。
今のビデオカメラはとても優秀で、大抵は自動で調整してくれるオート機能があります。
特別な設定をしなくても、自然な美しい映像を撮影することができるので、何か特別な理由がない限りはオート機能に設定するのがおすすめです。
ただし、あからさまに映像が暗すぎたり音量が小さすぎたりすると見づらい動画になってしまうので、明るさ調整と音量調整はあらかじめ設定できるように取扱説明書を確認しておきましょう。
企業イベントやセミナーの写真撮影の6つのポイント・コツ
続いて、写真撮影のポイントやコツを伝授していきます。
動画撮影とは違うコツがあるのでしっかりチェックしておきましょう。
①カメラのレンズは望遠を使う
講師の顔やモニターの写真を撮る際は、できるだけ望遠レンズを使い大きく撮影しましょう。
近付いて写真を撮っても綺麗に残すことはできますが、シャッター音やフラッシュの光によって、講師や参加者の邪魔になってしまうことがあります。
②会場全体を撮影したい場合は後ろから撮影する
会場全体の風景を写真に残したい場合、できるだけ後ろの方から撮影しましょう。
参加者や講師の様子を写真に残すことで、会場の盛況をアピールすることができます。
また、ポイントとしては、“高い位置”から撮影すること。
低い位置から撮影をしてしまうと、奥まで見渡せるような写真を残すことができません。
高い位置から撮影することで、会場の奥まで見渡せるようなスケールの大きい写真を残すことができるのでおすすめです。
撮影用に台や脚立を用意しておくと良いかもしれません。
③講師はさまざまなアングルから撮影する
企業イベントやセミナーの一アピールポイントになるのが、セミナーの顔ともなる講師のトークです。
講師のトークの魅力が写真でもしっかり伝わるよう、色々なアングルから講師の写真を残しましょう。
どのアングルからの映りが良いのかは人それぞれですが、ポイントとしては、接写気味のローアングルから上半身をメインに撮影すること。臨場感のある写真を残すことができます。
④参加者の表情も写真に残す
参加者の表情を写真に残すのもひとつのアピールポイントになります。
とはいうものの、参加者によっては写真に写りたくないという人もいるので、あらかじめ注意を促しておきましょう。
⑤カメラマンは目立たない服装を着用する
カメラマンは会場内を動き回る必要があります。派手な服装をしていると目立ってしまい、参加者の邪魔になってしまうことがあります。
カメラマンは、できるだけ黒っぽい服を着て目立たないようにしましょう。
⑥セミナー中はずっと撮り続けないように気を付ける
数時間あるセミナーのうち、ずっと写真を撮り続けていると、シャッター音やフラッシュの光によって参加者の気が散ってしまうことがあります。
セミナーは写真を撮るための場ではなく、あくまで参加者に対して行うもの。
冒頭10分間撮影したら少し待機して、後半にもう一度10分間撮影する…というように、参加者の邪魔にならないように撮影を行いましょう。
プロカメラマンへの依頼がおすすめ
上記では、企業イベントやセミナーでの動画や写真の撮影のコツを紹介していきましたが、ここまでチェックをしてみて、「やはり難しそうだ…」と感じている方もいるかもしれません。
その場合は、やはりプロのカメラマンに依頼をするのも一つの手です。
そこでおすすめしたいのが、弊社【プロの撮影】です。
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撮影の技術はもちろんですが、コミュニケーション能力や現場での立ち振る舞いなど、TPOに合わせた対応ができるプロのカメラマンを採用しているので、ぜひ安心してご依頼ください。
まとめ
今回は、企業イベントやセミナーでの動画や写真の撮影のコツやポイントを紹介していきました。
今後の企業活動に役立つコンテンツを作るためにも、今回紹介した情報をぜひ参考にしてみてください。
また、【プロの撮影】のご利用も検討いただけると幸いです。