結婚式って、いろいろな悩みがつきものですよね。
特に最近多くなっている問題と言えば、
・「結婚式のビデオ撮影を依頼したら、当日の音楽が消えていた!」
・「映像演出で使った音楽が差し替えられていた!」
という事件。
当日、BGMや映像には特にこだわったという新郎新婦の場合、とても残念な問題です。
なぜ、最近の結婚式のビデオでは当日の音楽が消されてしまうのか・・・また、消されてしまったときに対処する方法はあるのか?
その件について、解説していきたいと思います。
未然に防ぐ防止法についてもまとめていきますので、これから結婚式を挙げるという方もぜひ参考にしてみてくださいね。
実際に受け取った結婚式のビデオで当日のBGMが削除されていた?
最近の結婚式では、映像演出やBGMにこだわる新郎新婦が増えてきました。
やっぱり、映像演出やBGMは、ふたりの個性やこだわりを最も伝えることができるものだからです。
ISUMが行った調査によると、約70%の人が披露宴で映像演出を行ったと回答していました。
しかし、披露宴会場やブライダル業者に結婚式の記録DVDの撮影を依頼した新郎新婦に調査を行ったところ、披露宴で流した映像と、披露宴後に受け取った記録DVDの映像では、BGMが差し替えられていたという人が、全体の11%もいることがわかったそうです。
なんと、「BGM自体削除されていた」なんてケースもあるのだそう・・・。
一体、なぜこのような事態が起こってしまうのでしょうか?
音楽著作権による問題で、商用の場合著作権申請をしなければいけなくなった
なぜ、記録DVDの映像で、当日に流したBGMが差し替えられてしまうのか・・・
それは、2014年に発生した“音楽著作権”が問題となっています。
2014年から音楽著作権に関するルールがかなり厳しくなり、映像演出に使用した楽曲や会場で流した楽曲をコピーしてDVDなどにする場合、“著作権・著作隣接権の権利者に、許可・承認を得る必要がある”という決まりができてしまったからです。
これは、あくまで商用の場合であるため、例えばゲストが個人で撮影したビデオなどの場合は著作権申請をする必要はありません。
ブライダル業者がDVDを作って再度販売をする際には、会場で流した楽曲に対してさらに著作権が発生してしまうということ・・・。
なんだか難しくて頭が混乱してしまいそうですが、とにかく、会場で流したBGMをDVDに複製する場合は著作権料がかかってしまう・・・ということなんですね。
実際に、このような音楽著作権に対する知識は、“知らなかった”という新郎新婦が7割もいるそうです。
筆者の私もつい最近結婚式を挙げましたが、式場からこの説明があるまでは全くの無知でした・・・。
披露宴会場やブライダル業者など大手企業は、著作権申請の手続きを省くために、BGMをフリー楽曲に変更したり削除したりしてしまうんですね。
式場から音楽著作権による説明がない場合も・・・
上記のような音楽著作権による問題を、初めから知っている新郎新婦はほとんどいません。
あらかじめ式場から説明があればいいのですが、下記のように式場から一切説明がなく勝手にBGMを差し替えられてしまった・・・というケースも少なからずあるようです。
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実際、説明がない場合、音楽著作権を無視してそのままのBGMをDVDに使用する式場もあるみたいですが・・・(本当はルール違反です)
不安な場合は、あらかじめ音楽著作権とDVDについての問い合わせをした方が良いかもしれません。
筆者の私の式場では事前に「著作権の関係で記録ビデオのBGMはフリー楽曲に変更させていただきます」という説明がありました。
ちなみに、筆者の兄の式場では、一切そのような説明がなかったようで、受け取ったDVDには当日使用した実際のBGMが使用されていたそうです。(兄が結婚式を挙げたのは田舎の会場で、著作権等に関しては全体的に緩かったようです)
つまりは、対応も式場によってかなり大きく変わるということになります。
あとあと後悔しないためにも、あらかじめ納得いくまで説明を聞き、相談してみましょう。
こだわったBGMを削除・差し替えられたくない!対処方法・未然防止法は?
せっかく映像やBGMにこだわったのに・・・勝手に楽曲を変更されるのは、新郎新婦にとって非常に残念な事態ですよね。
当日流した映像やBGMの楽曲を差し替えられないようにするために、できる対処方法は何かあるのでしょうか?
自分で著作権申請を行う
正直面倒ですが、気合で何とかなる方法と言えば、自分で著作権申請を行う方法です。
式場やブライダル業者に依頼ができればそれが一番良いのですが、断られてしまうケースも少なからずあるので、最初から自分で申請した方が確かでしょう。
音楽著作権の申請は、下記ページから行うことができます。
注意すべきポイントとしては、下記のとおりです。
時間がかかるため、早めの申請を!
上記のURLを見てもらえばわかると思いますが、申請にはSETP4まであり、すべて承諾されるまでには時間がかかります。
楽曲によって日数は異なりますが、余裕を見て式の1~2ヶ月前には申請手続きを開始するようにすると良いでしょう。
一曲一曲に著作権料がかかる
申請は1回だけすればいいのではなく、1曲につき1回になります。
例えば、記録DVDに10曲のBGMを入れたいという場合は、10曲分の申請が必要になる+10曲分の著作権料がかかるのでご注意を。
1回の申請で何十曲と入力ができるのでそこまで心配いりませんが、申請漏れがないようにだけ気をつけましょう。
著作権料は楽曲や流すタイミングによって異なりますが、1曲2,000~5,000円を目安にすると良いです。
少々高いので、予算を決めて“どうしても残したい曲”だけを選んでおくと良いかもしれませんね。
料金に関しては、下記のページからシミュレーションができますのでぜひ利用してみてください。
結婚式の持込撮影会社 「わたしたちの結婚式」にビデオ撮影の依頼をする
当日の映像やBGMをそのまま残したDVDが欲しい。
その場合は、「わたしたちの結婚式」のビデオ撮影がおススメです。
「わたしたちの結婚式」は、全国の結婚式にプロのカメラマンを派遣し、写真・ビデオ撮影を行っている会社。
商用として撮影したDVDを販売する場合は、上記の通り著作権申請をしなければいけないという決まりがあるのですが、この会社の場合、DVD販売の商用利用ではなく、“カメラマンのレンタル”という名目で撮影をしています。
実際にビデオ撮影も“友人”として撮影をさせていただき、ゲストがスマホで撮影した動画と扱いは変わりません。
そのため、音楽著作権の申請も必要なく、音楽もカットせずそのままの状態で撮影データをお渡しすることが可能
料金も、業界最安値にてご提供中!
- ・写真撮影・・・59,000円
- ・記録ビデオ・・・59,000円
- ・当日撮って出しエンドロール撮影・・・98,000円
持ち込みカメラマンをご検討中の方にはおススメします。
持ち込みNGの式場にも対応!
最近、カメラマンの持ち込みをNGにしている式場が多くなってきています。
「わたしたちの結婚式」は、そんな持ち込み禁止会場でも対応が可能。
持ち込みができる式場でも、“友人”として参加させていただくことで、高額な持ち込み料を節約することもできます。
新郎新婦さんがご満足いただけるよう、さまざまなご要望にお応えできるよう努めているようです。
すでに編集されたビデオを納品されてしまっている場合は?
上記で紹介した対策方法は、あくまでビデオ撮影を依頼する“前に”できる未然防止方法です。
中には、音楽著作権の問題を知らずに、「実際に納品されたDVDを見てからBGMが差し替えられていることに気が付いた。どうしたらいい?」と悩んでいる方も多いと思います。
DVDの納品後にできる対策としては、“直接再度編集が可能か式場に問い合わせる”という方法しかありません。
- ・もう少し雰囲気のあうフリー楽曲に変えて欲しい
- ・自分たちで著作権の申請をするので再度編集をしなおして欲しい
という方法であれば、編集しなおしてくれるケースもあります。
また、どうしても式場側の編集の仕方が気に食わない場合、撮影した素材のデータをそのまま納品してもらって、編集は違う業者へ依頼する・・・という方法もあります。
とにかく、記録ビデオは一生に一度の結婚式が形として残るものなので、泣き寝入りするのだけは勿体ないです。
ダメ元でも良いので、相談だけでもしてみましょう。
まとめ
結婚式のビデオで当日の音楽が消されてしまっていた場合、できる対策はいくつかあります。
ただ最も大切なのは、ビデオ撮影の依頼をする前に音楽著作権についての確認をしっかりしておくこと!
依頼をする前の方が確実に対策できる方法があります。
もし、あとあと後悔したくないのであれば、ぜひ弊社「わたしたちの結婚式」へのビデオ撮影のご依頼を検討してみてくださいね♪